第十九話
[3/6]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ら、デラーズフリート兵(パイロット、整備兵、艦長など)を、三十万人程呼び出したんだ。
流石に、宇宙の突撃機動軍と地上軍の、兵力差が余りにも酷いので増員しました。
「まあ、流石に宇宙突撃機動軍と、比較したら少ないけどな」
「そうですね。宇宙突撃機動軍は、ソロモンの防衛と、資源確保が今現在の任務ですからね」
まあ、宇宙突撃機動軍は、過剰戦力な気がするけどな。
ウィーーン、ガチャ。
誰かが、ブリッジに入って来たようだ。
タタタタ。
何やら、小走りで誰かが近づいてくる。
「悠斗!オッハヨー!」
俺の椅子の右側から、オレンジ色の髪の毛の少女が顔を出す。
「ああ、おはようプル。確り眠れたかい?」
「うん!朝までぐっすり眠れたよ!」
はい。エルピー・プルちゃんです。いや、元気があって良いですね。
彼女は、ソロモンから帰還後、マシュマー大尉やキャラ・スーン大尉等を、呼び出した時に、強化人間にならなかった事を踏まえて、彼女と妹はどうなるのか、気になったので呼びました。
カツカツカツ。
「全く。プルはなんでそんなに元気なんだ」
左側から妹が出てくる。やれやれと、言った表情だ。
「おはようプルツー。まあ、元気な事は、良いことだよ。なあ、ギニアス大佐」
「ふふふ。そうですね。プルツー、私はもともと、体が弱く病気持ちだったのだよ。今は、病気を完治させて日常生活を普通に過ごせる様になったが、其れまでは薬無しでは生きられなかったのだよ」
まあ、そうですね。最後の方は、完全に狂ってましたからね。
「そうなのかい?そんな風には、見えないがな」
「それは、病気を完治させたからですよ。だから、体が健康なのは良い事なんですよ。特に、元気な事は素晴らしい事です」
「ふーん。まあ、プルの場合はうるさいだけだけどね」
「むうぅぅぅー。うるさくなんかないもん!元気なだけだもん!」
大きな声を出して、否定するプル。周りの兵達が、驚いて此方を見る。
「それが、うるさいって言うんだよ。周りの迷惑も考えな」
確かに、プルツーが言っている事が正論だな。周りの兵達も、やれやれて顔をしてるしな。
ギニアス大佐は、ふふふと、笑っているしな。
「はい、二人言い争いは、終わりにしなさい」
「え〜!でも?」
「デモも、ストライキも関係ありません。プルが元気な事は良くわかってるから、良い子にしてくれ」
「うーー。分かったよ」
渋々ながら、我慢してくれた様です。まあ、まだ子供ですからね。
「我慢できた、プルを撫でてあげよう」
「えへへ」
プルの頭に手を置いて、ゆっくりと撫でてあげる。気持ち良さそうです。さらさらとした髪の毛が、柔ら
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ