NO.14 フラグ
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どうも、最早踏み台の面影は全くないレイナーレです。
『天使』を使い続けて早三桁(それ以上は数えてない)。ババァと言われてもおかしくない年齢です。
「ちょっ、ま!ストップストップ!」
「ダメ。続ける」
「ゲフゥ!」
見苦しいところをお見せしました。今日もオーフィスに鍛えて貰ってたもので。
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鋭い右ストレートが頬を捉え、俺はぶっ飛ばされた。
流石オーフィス。世界を狙えるぞ。
「一回世界をとってるにゃ」
あ、そういえばそうだったな。
因みにオーフィスの戦闘スタイルは体術が主である。が、身体能力が桁外れ過ぎて紙装甲の俺では死にかねない。俺、スピードと攻撃力に比べたら防御力殆どないんだよな。紙装甲でスイマセン。
それくらい差があるから、当たり前だが手加減してもらっている。加減抜きでやるとかなり凄い。具体的にはただの正拳突きに当たってないのに拳圧でブッ飛ばされるくらい。それでいて余力をたっぷり(と言うより無限に)残している。
オーフィス。なんでお前グレート・レッドに勝てないんだよ。お姉さん凄く疑問。
「漸くスピードで勝てるようになれたのになぁ・・・・・・」
「ん。レイナーレ、早い」
そりゃ光速だから。でも、体を光にしないと光速移動はできない。生身のまま光速移動したらとんでもない抵抗を受けるから、体が持たない。これが俺とオーフィスの絶対的な差なんだよな・・・・・・。
光速移動『しながら』攻撃できない。
高速で行動すれば抵抗がかかる。マッハ5で走れば塵が体に当たるだけで致命傷を負いかねないらしい。
「やっぱり、耐久力がないのよねぇ」
一人呟く。
「まあ、それは置いといて。レイナーレ、そろそろ食料品を買いに行かないとマズイにゃ」
ん?ああ、在庫が切れ始めたか。だが、
「まだよ。タイムセールにはまだ早いわ」
「ん。後二十分ほどで始まる」
「なんで世界最強がスーパーのタイムセールを把握してるのかにゃぁ・・・・・・?」
オーフィスは飯に関することの覚えは他のことより二十倍は良いぞ。最近、黒歌以外に料理し始めたしな。
スーパーは主婦(主夫)の戦場だ。
「ん。レイナーレ、約束」
「はいはい」
最近、オーフィスは俺が頼み事をするとなんでか条件として甘えてくる。
うん。別に嫌というわけではないんだよね。ただ、オーフィスが満足した頃には、俺は貧血でクラクラしているだけだ。
「レイナーレ!鼻血鼻血!」
黒歌がティッシュを持ってきてくれる。これは毎度のこ
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