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女々しくて
第二章
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場でもだった。
 俺は抜け殻になっていた、仕事をしても。
 入り込めない、ただ書類整理をして身体を動かすだけだ。その俺を見て課長が心配して俺にこう聞いてきた。
「何かあったのか?」
「いえ、何も」
 俺は虚ろな声で返した。
「ないです」
「あまりそうは見えないがな」
「大丈夫ですから」
「だからそう見えないんだがな」
 俺を見て眉を顰めさせての言葉だった。
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