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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Myth8シュトゥラの魔神〜Odin Saintest Von SchserwaloaD〜
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魔力弾を連射したが、ファルコに当てられなかった。奥の木々がガサガサと揺れる。そこに向け魔力弾を再度連射――したところで、後方からフュンフの衝撃波。風を集束させた魔力槍・
巻き起こせ
(
コード
)
、
汝の旋風
(
アムブリエル
)
を全力で振るって気流を乱し相殺する。
ガシャ、と具足が床を踏み締める音が耳に届いた。大きく腕を振るった事で開いてしまっている私の懐へ、ファルコが最接近してきたようだった。なかなかの連携だ。が、純粋魔力刃・
知らしめよ
(
コード
)
、
汝の忠誠
(
アブディエル
)
を両手の肘から手の甲、五指に掛けて創り出す。
ファルコの姿が僅かに見えた。両手を床に付き、具足の鉤爪に魔力を纏わせた両脚蹴りを放つ体勢。右前腕の魔力刃アブディエルで受け止め、左手の五指に纏わせたアブディエルでファルコの脚をガッチリ鷲掴み、「そぉぉらぁぁッ!」床に叩きつける。
「うごおっ・・・!」
「続けて行くぞ・・・っ!」
――
知らしめよ
(
コード
)
、
汝の力
(
ゼルエル
)
――
魔術効果および身体の強化を行うゼルエルを発動。地面に倒れて咽ているファルコを全力で蹴り飛ばす。フュンフの攻撃に警戒しながら追撃の高速砲撃をスタンバイ。
――ギガント・アーテム――
発射直前、十分すぎる質量を持った暴風が私に重く圧し掛かって来た。思わず両膝を床に着いてしまう。というか・・・「キツ・・・!」最早重力を掛けられているかのようで、私を中心に地面にヒビが入っていく。
正直侮っていた。融合騎が、しかもプロトタイプと言われている子が、これだけの強力な魔導を扱えるとは。アギトではこうはいかないだろう。あの子にも轟炎という大魔法があるが、それとはまた別段に強烈だ。
「「融合!」」
耳に届くフレーズ。森の奥から強烈な発光と膨大な竜巻が発生したのが判った。暴風からようやく解放されたところで、早速ファルコらが攻勢に打って出て来た。
――ヴィント・ホーゼ・フェッセルン――
私の四肢を捕らえようと発生した竜巻状のリングバインド。咄嗟に離脱を図り、ギリギリで逃れる事が出来た。とほぼ同時に「喰らいやがれッ!」という攻撃を示す声。
――シュトゥルム・デス・オクテット――
周囲に細い竜巻が8つ発生し、私を包囲。そして竜巻はうねりを見せ、一斉に先端を私に向けて襲いかかって来た。防御に専念するか回避を徹底するか。私は幼少の頃から防御はあまり好みじゃない。だから機動力を最優先に鍛え上げてヘルモーズを創り、次いで攻撃力を鍛えた。遠距離攻性術式が多いのは、私を兵器としてしか見ずに調整した馬鹿親の所為だが。
「どうであれ・・・私に防御は似合わない・・・よなっ!」
――
我を運べ
(
コード
)
、
汝の蒼翼
(
アンピエル
)
――
背より12枚の剣翼アンピエルを展開し、迫る
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