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女々しくて
第一章
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そう言うよな」
 俺は酒、大好きなモヒートを飲みながら泣きそうな声で言った、カクテルが入っているそのコップをカウンターに荒く置いて。
「あの娘は諦めろって」
「当たり前だろ、ヤクザの娘だぞ」
「幾ら好きになってもな」
「幾ら何でも相手が悪い」
「仕方ないだろ」
「マジで諦めろ」
「だからな」
「本当に他の娘探せ」
「何処かにいるさ、御前に相応しい娘がな」
「他の娘にしろ」
「そんなに駄目なのかよ」
 声で泣きながらの言葉だった。
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