暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
オリジナルストーリー 目覚める破壊者
StrikerSプロローグ エースとストライカー、それぞれの第一歩
70話:The beginning of StrikerS side Stars
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ていこうと思うな。人は誰だって、一人じゃ生きてけねぇんだから」
「っ……!」
「別に俺じゃなくてもいい。辛かったら誰かに頼れよ」


そう言う背中は、なんとなくだけど…兄に似ている気がした。







私は、管理局員を―――執務官を目指そうと、思う。

それは、死んでしまった兄の目標で、夢だ。
でも兄はもういない。その夢は、兄の手ではもう叶えられない。

そして兄は、無能と称された。
例えあの言葉が行き過ぎた言葉だとしても、兄は…兄の魔法は役立たずと言われたのだ。これほど悔しい事はない。

なら、残された私に何ができるか。


兄の魔法は、兄の思いは…役立たずじゃないと証明すること。


その為に、私は銃を手に取った。
兄と同じ魔法で、兄と同じ夢を追い、兄の魔法は役立たずじゃないと…無能じゃないと言うんだ。


特別な才能や凄いレアスキルや魔力がなくなって、ランスターの弾丸≠ヘ敵を撃ちぬけるんだって……



 
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