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家長カナの奇妙な冒険
3人目の“スタンド使い”と不思議な転校生!
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クオにお説教していたから。 」

「お母さんのは、お説教どころじゃないし……。」ボソッ

「何か言ったかしら、リクオ?」

「な、な、何も言ってないよ!?」

「さぁ、上がってらっしゃい。」

『お邪魔しまぁ〜す!』

「本当に広いよね!」

「時代劇のセットみたいだよな。」

「噂通り!見た目はまさに、妖怪屋敷だな。」

「やはり、そことはかなく、妖気を漂っているような。」

「き、き、気のせいじゃないかな!?」










清継達は、広間で寛いでいた。

「リクオくん。鯉伴さんは?」

「お父さん?……お父さんなら、仏間にいるよ。案内するね。」

「うん、お願い。」

カナはリクオに連れられ、鯉伴の下に向かった。











「ここにいるよ。ちょっと待っててね。」

「うん。」

「父さん、いる?」

「おぅ、リクオ。どした?」

「カナちゃんが、お父さんと話がしたい事があるって。」

「……わかった。通してあげな。」

「うん。いいよ、カナちゃん。」

「ありがとう、リクオくん。」

リクオに促され、仏間に入ると鯉伴が座っていた。

「よっ、カナちゃん。オレに話ってなんだ?」

「先日は大変、お世話になりました。」

「構わねぇよ。真夜中に女の子1人で帰す訳にもいかないからな。」

「その際、あなたの右腕からイバラ(・・・)見えました(・・・・・)。」

「!?」

「鯉伴さん。私の背後に何がいる(・・・・)のか、分かりますか?」

そう言って、カナは自分のスタンドを出した。

「こ、こいつは……まさか!?」

「そうです……。私もあなたと同じ“スタンド使い”なんです。私のスタンドは『星の白金(スタープラチナ)』と言います。」

「そうか……そうだったのか。オレのスタンドは『隠者の紫(ハーミット・パープル)』。能力は、念写だ。」

「念写……ですか。」

「カナちゃん。1つだけ、頼んでもいいか?」

「?」

「リクオの事をよろしく頼む!」

「鯉伴さん……分かりました。」

カナは、鯉伴の頼みを聞き入れ、仏間をあとにした。











「おぉ、家長くん!探したぞ!」

「清継くん、皆。なにしてるの?」

「少しばかり、奴良くんの家を探索しようとゆらくんが言っているからね。」

「ゆらちゃんが…?……私もいい?」

「もちろんだとも!」

カナも加わり、リクオの家を探索する。

あらゆる部屋を探すが、妖怪を見つける事は出来なかった。


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