3人目の“スタンド使い”と不思議な転校生!
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《浮世絵町・奴良家》
「ただいま!さぁ、上がって。」
「お邪魔します♪」
「おぅ、リクオ。おかえり。」
「お父さん……ただいま。」
リクオ達を出迎えたのは、リクオの父・鯉伴。
「カナちゃん、いつもリクオが迷惑かけてすまない。今夜はもう遅い。うちに泊まるといい。」
「鯉伴さん、ありがとうございま………!?」
カナはふと、鯉伴の右腕に注目した。
鯉伴の右腕には、イバラが生えていた。
「どうしたの、カナちゃん?」
隣にいるリクオの様子は変わらない。とすると……考えられるのは、ただ1つしかない。
(まさか、鯉伴さんも……“スタンド使い”!?)
カナは内心、驚愕した。だが、下手に“スタンド使い”の事を打ち明ける訳にもいかない。
「ううん、なんでもないよ。(今日はもう、考えるのを止めよう。眠気がすさまじいし、さっさと寝よう。)」
カナはこの日、リクオの自宅で一睡した。
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〜数日後〜
《浮世絵中》
この日、カナのクラスに1人の転校生がやって来た。
名前は、“花開院ゆら”と言い、京都からやって来た。
なんともなく、不思議な雰囲気を醸し出している。
「諸君、聞いてくれたまえ!今夜、【清十字怪奇探偵団】を結成する!」
『清十字怪奇探偵団?』
「そうだ!主な活動は、妖怪探し!ここにいるメンバーで、結成する。結成式は、奴良くん。きみの家で、行うと思う!」
「ぼ、僕の家!?」
「ずいぶん、趣のある家だそうじゃないか。噂じゃ、ご近所からは“妖怪屋敷”と呼ばれているそうじゃないか。」
「妖怪屋敷……。」ボソッ
「い、い、いや!聞いてないよ、そんな噂!」
「いや!僕の情報に偽りはない!」
「ないでぇ〜す!」
「という訳で、今宵。清十字怪奇探偵団の結成式を奴良くんの家で行う。」
「了解であります、清継団長!」
「ちょ、ちょっと!」
「私もお邪魔しようかな。」
「えぇ〜〜!?」
「だって、リクオくん家。本当に妖怪屋敷みたいで、楽しそうなんだもん。(それに、鯉伴さんに聞きたい事があるし、ね……。)」
「ほんなら。うちも行かせてもらいます。」
「えぇ〜!?」
リクオの知らぬ間に、話が進む。
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《奴良家》
「やぁやぁ、奴良くん。今夜は、お招きありがとう。」
「いや、呼んでないし。」
「まぁまぁ、いらっしゃい。」
「若菜さん。先日は大変、お世話になりました。」
「いいのよ、カナちゃん。あのまま帰すと、リ
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