暁 〜小説投稿サイト〜
風と雲の継承者
02 遊びーかぞくとなるものたち―
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イアサンが協力して造ってくれた温泉で、皆で体を洗う事になった。

俺は静かに入っていたものの(温泉に入るとぼーっとしてしまう)、一緒に遊んだ召喚獣達は温泉で泳いだりはしゃぎすぎてまたシヴァに叱られた。

俺はトンベリに、温泉にまで包丁を持ち込むなと注意した。
悲しそうな目でうるうるしてきたけど、負けてはダメだ。

包丁が錆びるって言ってようやく包丁を持ち込むのをやめてくれた。

ちなみにイヴは温泉には入れないので泉の方に行った。

そうして一日は終わっていく。



それからさらに数日。

俺は剣を教えてもらってる。
皆にちょっとした事でも頼るのはよくないと思ったから。

教えてくれるのは、オーディン、ようじんぼう、ライディーン、ナイツオブラウンド、ギルガメッシュ。

皆、スパルタ。

本当のつわものになるのなら、実戦しかあるまいなどといった感じだ。
それぞれが本気の殺気をたたきつけながら襲い掛かってくる。

こんなメンツでよく今、生き残ってると思う。

ちなみに剣のほうは、クーシーが練習用の剣を作ってくれた。
実戦で使う武器は召喚獣達全員が全力で作ってる。

いったいどんな剣になるのか……



それからどれくらいの時がたっただろうか?
途中から面倒になって数えてない。(最初の2〜3ヶ月で数えるのやめた)

ゆっくりと成長した。

召喚獣曰く、普通の人間より育ちは遅く、一定まで大きくなるとそこから姿は変わらなくなるらしい。

1度世界中の精霊に会いに行った。

俺は召喚獣と同じく彼らと近い存在らしいから。

今では皆、友だ。

だが、世界が分かれてしまってから会えなくなった。

それ以来、森をでてない。

何があったんだろうか?

召喚獣達は何かを知ってるみたいだが俺に教えたくないそうだ。

いずれわかる気がするから、聞かずにいる。

さぁ、今日は何をするか……






予言

予言します。

神託の日。それは神子が神託を受ける日。

光の柱が立ち上る聖堂で少年達を待ち受けるものとは――

変化……―はじまりのきざし―



次回もアンリミデットな導きを――






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