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とある3人のデート・ア・ライブ
第四章 炎
第3話 強さ
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聞きたいことは山ほどあった。

だが、1つだけ確認したいこともあった。

上条『……てことは、俺の右手が触れればテメェの正体が暴けるってわけか?』

青髪?『確かにそうですね。ですが、こちらとしてもそれは本意ではありません。それに今日あなたの前に現れたのは、こんなことをするためではありませんから』

上条『何のようだ?上条さんも暇ではないんでね』

少しの沈黙があった。

そして、第6位はゆっくり口を開いて、上条に話し出す。

青髪?『……あなたの〈幻想殺し〉のことですよ』

上条『……何!?』

青髪?『あなたの〈幻想殺し〉の″核″はあなたの身体の奥深くにあるままです。その核から染み出たのが、その右手なんですよ。あなたの中に眠っているその″核″……いえ、″力″を引き出してみませんか?もちろん、そのための修行が必要ですが』

上条『な、んだと……?』

上条は自分の喉が異様に乾いていくのが分かった。

〈幻想殺し〉の力を引き出す?ふざけんな。そんなもんはどっかのアニメでやってろってんだ。

だが……それが本当なら、やってみたいと思ったのも嘘ではない。

そして、自分の身体の中での葛藤が始まった。



目の前の男を信じ、強くなれる希望を持つか、

あるいは、信じずに、今のままの未熟な自分でいるか。



しかし、上条は返事よりも先に重要なことが気になった。

上条『……何でテメェがそんなことを知っている?』

青髪?『私は伝言役ですからね。この事は自分の手で調べて辿り着いた結果ではありません』

上条『誰からの伝言だ?』

青髪?『統括理事長……と言えば分かりますか?』

上条『統括理事長……だと?』

統括理事長。

それは上条に精霊の調査を依頼した人達である。

統括理事長がなぜ自分の右手のことを知っているのだ?

と、その思考も目の前にいる男によってすぐに打ち消される。

青髪?『私が以前、一方通行さんに化けて学園都市の狙いを教えたのは……正直なところ化けるのは誰でも良かったんです。あなた達に学園都市の狙いさえ知ってもらえれば』

上条『学園都市の狙い……空間震を意図的に起こさせるって言うのは本当だったのか!?』

青髪?『ええ。そうでなければ、あんなリスクを犯してまで、あんなことしませんよ』

上条『……』

額に手をあてて、今までのことを整理した。

統括理事長は自分の右手のことを知っている。

学園都市は空間震を意図的に起こさせようとしている。

そして、



目の前の学園都市第6位はそれを止めようとしている。




青髪?『話を戻しますが、あなたの〈幻想殺し〉の力を引き出
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