第三十八話 Snow Base
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てくれ、頼むよ」
手を合わせて拝み倒す少女にエックスは頭を悩ませた。
「勿論、危なくなったらすぐに逃げるよ。見逃してくれる代わりにとっておきのパワーアップパーツをやるからさ」
半ばエックスに押し付けるようにパーツを渡す少女にエックスは思わず苦笑した。
「んじゃあ、そういうことで、そいつは“ハイパーチャージ”って言ってバスターのエネルギーチャージの効率を飛躍的に高めて、チャージ時間を半分に出来るんだ。本当なら1000ゼニー払って欲しいけど見逃してくれる今回は特別だよ」
エックス「待ってくれ、君の名前は?」
「俺の?俺の名前はルナってんだ。俺はそう名乗ってる」
エックス「?」
ルナ「俺、誰に造られたのかさっぱり分からないんだ。気づけば何もない荒野で倒れてて、世界を放浪していた時、たまたまジャンク屋を営んでいたじいさんに拾われて、この名前もじいさんがつけてくれたんだ。俺が拾われたのが月夜だったって単純な理由でさ、まあ気に入ってるからいいんだけどさ。だから俺の本当の名前を知る奴はどこにもいない」
エックス「…すまない、悪いことを聞いた」
ルナ「別に気にしてない。じゃあな!!今度会ったらご贔屓に!!」
ルナは明るく言いながらジャンクパーツの回収に向かう。
エックス「変わっているけど悪い奴じゃなさそうだな…しかし、彼女のアーマーはルインのアーマーと似ているような…」
パーツをバスターに装備しながらエックスは奥へと向かう。
ハイパーチャージの恩恵でチャージ時間が格段に短くなったエックスはストックチャージショットの弾幕を張りながら、全身する。
硬い敵にはプラズマに切り替えながら迎撃していく。
途中で氷の塊のようなメカニロイドが道を阻んできた。
エックス「氷には炎だ!!ライジングファイア!!」
ドラグーンのDNAデータから得た特殊武器、ライジングファイアでメカニロイドの氷を蒸発させ、プラズマチャージショットを喰らわせる。
プラズマによる追加ダメージでメカニロイドは爆散した。
次の場所は氷の壁が大量にある場所であった。
氷の壁はプラズマチャージショットで吹き飛ばし、迫り来るメカニロイドを破壊しながら奥へと進み、少し凍結した扉を強引に開いたエックスは奥にいるレプリロイドを見遣る。
トドを模した寒冷地での戦闘に特化したフロスト・キバトドス。
エックス「この基地を守護しているフ
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