第十一話:新しい後輩!!
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「はい、私もあれぐらい上手になれたらなっていつも思ってるんですよ」
朱乃さんとアーシアの言葉に何だかプレッシャーがかかる……
自信はあるけど期待されるとなあ………
「そういえば、私もお腹が減ってきたわね」
「そういえば俺も……」
「僕も久しぶりにルドガー君が作るご飯が食べたいな」
部長の言葉にイッセーと祐斗も同調する
「ええと……俺のオムレツが食べたい人、挙手!!」
「「「「「「「はい!!!」」」」」」」
はい、はい、作りますよ、作ります!!え?怒ってるのかって?
嫌だな、俺の料理がみんなに認められて俺はむしろ嬉しいんだよ
いや、マジで……うん……
「お、美味しいですううううっ!!!」
「本当にそうよね、ルドガー、あなたグレモリー家専属の料理人にならない?」
「嬉しいですけど今のところその気はないです」
俺のトマト入りオムレツに舌鼓をうつ、みんな
ギャスパーも気に入ってくれたみたいで嬉しい限りだ、しっかり段ボールからも出てるしな
「今まで食べたオムレツの中で一番美味しいですううう、ルドガー先輩どうやったらこんなに美味しく作れるんですか?」
「何か隠し味でもあるのかい?」
どうやったら美味しく出来るか、か…まあ、答えは単純だな
「料理は愛情だ、愛情は最高の調味料になるからな」
すると何故か固まるみんな、え?何?
「…意外です、ルドガー先輩ってそんなことをいうんですね」
「素敵な答えですね、まるで恋する乙女のようですね」
「そう言うセリフは女の子に言って欲しいものだぜ」
何だよ、その反応!?
俺は料理を作るうえで最も大切なことを言っただけなのに!!!
くそ、こうなったらみんなが理解するまで語ってやろうじゃないか!!!
「いいか、みんな!!想像して見てくれ、自分の大切な誰か、その人が自分が疲れ果てて帰ってきたときに手にいっぱい切り傷や火傷を負いながらも笑顔で出してくれた料理が美味しくないはずがあるか?例えあちこち焦げていても、麺が伸びていても、それが美味しくないわけないだろ!!?」
そこでみんなの顔を見回すとみんな目に涙を溜めて思いをはせていた
「俺は今回ギャスパーが少しでも俺たちに慣れてくれるように願ってこの料理を作ったんだ、それが俺の新しい仲間への愛情だ!!!」
言いたいことを言い終えすっきりとした気分でいるとギャスパーが俺の隣に来た
「ルドガー先輩……先輩の愛情しっかりと僕は受け取りましたです!!!」
「ギャスパー……俺の気持がわかってくれたか?」
「はいですうううっ!!!先輩の僕への心遣い、しっかりと感じ取れました!!!」
「ギャスパー!
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