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【IS】何もかも間違ってるかもしれないインフィニット・ストラトス
闖入劇場
第九四幕 「オウゴンジダイ」
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は、どのくらいあるの・・・?PIC出力は、最低でも、私の弐式を越えているけど・・・」
「背中にある非固定浮遊部位は・・・多分複合武器だな。形からして恐らくレールガンかビーム兵器で、ウィングにも仕込みがあるだろう」
「それよりも気になるのは・・・・・・あのお尻にある恐竜の尻尾みたいなパーツですわ。あんなものは見たことがありません」
「メカゴジラみたいです!手足とは違う操作系統かもしれません!」
総合すれば、不思議なデザインだと言わざるを得ない。頭部のレーダーの様な角。ISにしては珍しく肩部や胸部、胴体にもプレートがあるかなりの重装甲だ。背中の非固定浮遊部位は左右それぞれ、大きなウィングやスラスターに複合された砲身らしきものが突き出ている。脚部装甲は曲線より直線が多く、ISにしては珍しく足先に近づくにつれてその太さが増している。
そして、金色。
とにかく金色。
佐藤さんのISスーツすら輝いて見えるほど金色。それに尽きる。
――と、2機それぞれに動きがあった。
正面に未確認の飛行物体が多数出現する。1メートル前後の飛行物体は装甲に身を包んでおり、自然界に存在する野生生物でないことは明白だ。数はおおよそ20前後、民間飛行機並みの速度で不規則な機動を取るそれは、2人のISに直進していた。
『ターゲットドローン射出完了!箒ちゃんは『
雨月
(
あまづき
)
』を、成金ちゃんは『電磁投射砲・オージェ』を使って撃墜してね!』
『成金ちゃんって言うなぁぁぁぁーーーー!!』
『雨月・・・これかッ!』
紅椿の右腕に美しい一太刀が握られる。打鉄の握る大量生産品の剣とは輝きが違うそれは、細い刃に見合わぬ戦闘能力を秘めているのだろう。その小さな柄に大型バッテリーパック並みのエネルギーが込められていることに箒は気付いた。恐らく従来のバリアエネルギー補助パックを小型化したか、もっと違う理論の次世代の伝達系を使っているのかは分からないが、使用方法はイメージインターフェイスを通してすぐに分かった。
刀を正面に向ける。腕の動きに合わせて背中の鋭角的なウィングが操縦者の動きを阻害しない最適ポジションへずれた。剣が瞬時に高エネルギーを纏い、空間歪曲を用いたエネルギー通路が砲台を形成する。衝撃砲の空間歪曲技術を応用しているのだろう。
同時に、アルキミアの非固定浮遊部位にあった砲身のようなものがせり出し、肩の上から正面に『オージェ』がターゲットに銃口を向けた。せり出す過程で細かいパーツが有機的に開き、開いたバレルには既に
電磁投射砲
(
レールガン
)
発射用の莫大な電力が充填済みだ。そのエネルギーチャージ速度の速さに佐藤さんは舌を巻いた。
レールガンと言えばドイツが一番技術のノウハウを持っている筈だが、そのドイツ製でもチャージにはタイムロスが存在する。戦
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