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【IS】何もかも間違ってるかもしれないインフィニット・ストラトス
闖入劇場
第九一幕 「予感」
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者にもなりかねない。

だから、ユウは腑抜けてなどいない。ユウなりに自身の行動に理由を見つけたうえで、無条件に甘えている訳ではない。これが命のかかった場ならば、命を懸けて骨から肉がそがれようとも抵抗する。それがユウなりの、覚悟。

「兄さんが本気で殺そうとするなら―――それはもう僕の追いかける兄さんじゃないから、その時は叩き潰せばいい。そうでないならまた挑めばいい。違う?」
「―――上出来だと言っておくよ。ショッピングモールでからまれた女に手玉に取られたって聞いて不安だったが、今のお前なら大丈夫だろ」

それだけ言って、ジョウは軽い足取りで旅館へと戻っていった。

「・・・ひょっとしてその女の人に嫉妬してこんなことしたんじゃないよね?」
「ぎくっ!」
「・・・・・・」
「・・・・・・」

嫌な沈黙と共に、夜は更けてゆく―――
 
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