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【IS】何もかも間違ってるかもしれないインフィニット・ストラトス
闖入劇場
第九三幕 「予見不能回避不可能、ただし後悔可能」
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ハイ箒ちゃん!この3×3メートルの巨大なコンテナと2×2メートルそこそこサイズの赤いコンテナ!箒ちゃんはどっちを選ぶ!?」
「どうせ両方碌でもない物だと思いますけど、デカイのは趣味じゃないので赤です」
菱型の謎コンテナ2つで何故か「舌切り雀」のつづらみたいなことをやり始めた篠ノ之博士。何でも頼んでもないのに新型ISを持ってきて押し付けようとしているらしい。何度か話には聞いたことがあるけど、噂通りかなりエキセントリックな思考とジョークセンスの持ち主らしい、と箒の友達は皆そう思った。馬鹿と天才は紙一重を地で行くとはよく言ったものだと頷いている辺り、博士の威厳消失である。
突如人参型ロケットに乗って現れたメカメカしい兎耳装着型住所不定無職人間こと束は、周囲の意見全てを無視して新型ISの実動テストを始めていた。勿論博士権限である。千冬は相手にするのも面倒なのか、どうでも良さそうな顔をして止めようともしない。
原作以上に箒と千冬のリアクションが薄いのは例の技術者チカさんの影響故なのか。じつはあの人も転生者なんじゃなかろうか、そして色々暗躍してるんじゃなかろうかと疑いたくもなる。
「え、えっと・・・いいんでしょうか?」
「いいんだろう。チカが止めなかったのなら必要という事だ。全ての責任はチカが負うから私の責任にはならない」
「それでいいのかよ学園教師?」
(ちょ、ちょっとユウ!ジョウがまともなこと言ってるわよ!?変なものでも食べたんじゃない!?)
(いや、あのバカは胃袋の耐久値もバカだからきっと殺人ウイルスにでも感染したんじゃないかな。アレに感染するレベルとは、人類ハザード決定だね)
「・・・・・・俺がまともなこと言っちゃ悪いのか?ええ鈴にユウや」
「日頃の行いじゃない?」
「日頃の、行い」
「シャルはともかく簪ちゃんは何か俺に厳しいな・・・きっと将来鬼嫁になるぞ」
にっこりと笑うシャルと無表情の簪に肩を落とすジョウ。それはそれとして箒がコンテナの中から出てきた真赤なISを訝しげに眺めている。原作ならばもっと喜んでいる所だが、姉の事が信用ならないんだろうかと佐藤さんは推測した。
赤いコンテナの中に入っていたのは色のまんま
紅椿
(
あかつばき
)
。束お手製、世界初の第4世代ISだ。これが原因で銀の福音事件が起きたと言っても過言ではない。あの博士が作っただけあってかスペック的には最強だし、IS適性いじくるし、ワンオフアビリティが決定されてるしでやりたい放題なのだ。
「姉さん。装甲板に何か挟まってるんですが・・・巻物?」
「ああ、それは確かチカちゃんからのメッセージだね!広げてごらん!」
「どれどれ・・・『剣は抜かずに済めば無事太平』・・・・・・戒めでしょうか」
「ううん、隠し機能のヒントだよ?」
「えぇー・・・マニュアル
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