旋律の奏者と大地の杖
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Oの中でも最強のプレイヤー、そして俺たちを最後まで苦しめた張本人。茅場明彦、もといヒースクリフがそこにいた。
「まあいい、ここに来たってことはアイツを須郷をぶちのめしに来たってことでいいんだよな?」
「ああ、彼にはもう少し教育が必要だからな・・・」
「おーおー、怖ぇー怖ぇー」
「団長!!」
「お前、どうしてここに!?」
ここで避難していたエリーたちが合流した。やはり何故今、ヒースクリフがいるのかをを疑っているようだ。
「エリー、キリト、アスナ。茅場、ヒースクリフは味方だ。俺たちと同じアイツを、須郷を倒すためにここに来た」
「須郷を倒しに・・・?」
「シオン君、外部との連絡を解除しておいた。これで外部との連絡はとれるようになるはずだ」
「そうか、なら・・・ユイ!!」
「やっと繋がりました!にぃに!!」
俺がユイを呼び出すと空間からエフェクトと共にナビゲーションピクシーとしてのユイが出現した。
「ユイ、喜んでいる暇はない。今すぐにアイツの情報は割り出せるか?」
「こちらの状況は見えていたので大体なら」
「それを皆に転送してくれ」
「了解です!」
ユイはすぐさま皆にヨルムンガンドのデータを送った。
「よし、これで役者は全て揃った」
「役者?」
「ああ、ヤツを倒す最強の布陣がな・・・」
シュタイナーは見渡しながら言う。
「最速の剣、最速の反応速度、最多の武器、最高のアシスト、最強の盾、そして最強の矛。なるほどこれは確かに“最高の役者”だね」
「何言ってんだよシュタイナー。お前は最恐の騙し屋だろ?」
「ふふっ、よく言うね」
「不思議だよ、今冗談が言えるなんて」
俺は皆を見て言う。
「皆、ここまでよくやってくれた、感謝している。皆がいなければここまでこれなかった。これが最終決戦だ!」
「「「「「オオオオッ!!!」」」」」
「これが最後の指示だ、心して聞いてくれ」
俺が決戦前に言った最後の指示、それは単純、シンプルなものだった。
「勝つぞ!!」
「「「「「オオオオオオオオッ!!!!!!!」」」」」
俺は振り返り、ヨルムンガンドとなり、人を捨ててしまったオベイロンを睨む。
そして───言いはなった。
「覚悟しておけオベイロン。これが、白の剣士の、シオンの、
俺たちの戦いだ!!」
神と妖精の最終決戦、開戦───
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