暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
オリジナルストーリー 目覚める破壊者
StrikerSプロローグ エースとストライカー、それぞれの第一歩
69話:A's to StrikerS(後編)
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てつもなく大きな力を秘めている物ばかりだ。ジュエルシードしかり、闇の書もしかり、奴らが狙っていたのはかなり大きな力を持つ物だ。
向こうが魔法やロストロギアの事に詳しいとは限らない訳だし、狙ってやってくるとは限らない。そうなればこういう部隊との兼ね合いも想定するべきか……
「―――うん、確かに面白いな」
「え?じゃあ…!」
「あぁ、俺も協力させてくれ。はやての言う可能性も捨てきれない以上、ほっとく訳にはいかないしな。それに――はやての数少ない頼みだからな」
「ほ、ほんまか!?おおきに!」
よっぽど嬉しいのか、はやては俺の手を取りブンブンと上下に振り始めた。止めて、マジ止めて痛い。二の腕とか怠いんだから止めて。
「わかった、わかったから落ち着け!」
「そうと決まったら頑張るで〜!絶対自分の部隊を持つんや!エイエイ、オー!」
「「「エイエイ、オー!」」」
はやてが拳を振り上げるのに続き、リインも含めたなのは達が一斉に拳を振り上げた。笑顔のなのは達を見て、俺も笑みを浮かべる。
嬉しそうだな、おい。四人揃って拳を振り上げるとか、なんかやる気凄いな。
「それじゃあその時はよろしくな、八神部隊長?」
「ふぇ、部隊長!?私が!?士君やのうて!?」
「提案はお前がしたんだ。はやてがやるべきじゃないか?」
そもそもなのはやフェイトを部隊長にするのは論外だし、俺がやってもいいかもしれないが…まぁ面倒くさいし。
「にゃはは、そうだね!ご協力しますよ、八神部隊長!」
「よろしくお願いします、部隊長」
「ふぇ〜!?二人まで、そんなぁ…!?」
なのはもフェイトも一緒にはやてに敬礼する。それにはやては涙目になって両手を振っていた。
俺はそれを見ながら、コーヒーを飲みつつ和んでいた。
―――この時、この部隊がいずれミッドを震撼させる二つ≠フ事件に大きく関わってくること等、俺達には知る由もなかった。
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