暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
オリジナルストーリー 目覚める破壊者
StrikerSプロローグ エースとストライカー、それぞれの第一歩
69話:A's to StrikerS(後編)
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た。

「よし、次だ!」
「は、はい!こちらです!」

側にいた局員に呼びかけ、次の消火場所に案内される。
























「ふぁ、あぁ〜あ!……ねむ…」

あの空港火災から一夜明け、俺は大きなあくびをしながら頭を掻く。
休暇をもらった身なので、一応側のホテルの一室を取り、一夜を明かした。正直オールドラゴンの使用やミッド式との融合などで、結構疲労が溜まってしまった。

「―――んで、そんな疲れの溜まっている俺に、何か用ですか、お三方?」
「疲れが溜まってるのは、私らとて同じやで?」
「男の子なんだから、それぐらい我慢しないとね」
「え、え〜っと…お疲れ様、かな?」

フェイト、お前は相変わらず優しい言葉を…ありがとな、涙が出そうだ。
俺が泊まっているホテルの部屋に、現在三人の来客が来ていた。同じホテルに泊まっていたなのは達だ。

「士さん酷いです!私をお忘れですか!?」
「あぁそうだった。悪いなリイン、ついいつもの癖で」
「いつもの癖ってなんですかも〜!」

ふよふよとやってきたプンスカと頬を膨らませて怒る水色の髪の妖精――もといユニゾンデバイスのリインフォースU。
リインは基本職場も行動もはやてと一緒だから、居て当然なんだが……ついうっかり忘れていた。

「それではやて、話ってなんだよ」
「うん、それなんやけどな―――」

はやての口から話されたのは、はやて自身が思い描く『自分の部隊』の事。
今回のような災害救助だけでなく、犯罪対策にロストロギアの対策も全部一挙に引き受ける―――とまではいかないが、それぐらいやれる少数精鋭のエキスパート部隊。今の管理局の体勢では、夢のような部隊だ。

そしてそんな部隊をもし自分が持つことになったら―――

「協力、してくれへんかな?」
「……俺がか?」

自分の顔を指差しながら返すと、はやては首を縦に振って肯定の意を表した。

「士君がいれば、かなり心強いし…今も副部隊長として部隊を作っている訳やから…」
「しかし、なのはやフェイトはもう誘ってるんだろ?二人はどう思うんだ?」
「はやてちゃんの頼みだし、そんな面白そうな部隊があったら、是非入ってみたいしね」
「うん。私達は協力していくつもり」

やっぱりか。だったらさ〜…

「俺なんかいらなくね?なのはやフェイト、それにはやてやヴォルケンズも入れるつもりなんだろ?そうなりゃあ、俺の入る余地なんかねぇんじゃねぇか?」
「い、いやでも…ロストロギアと関わっていく場合、怪人達がそれを狙ってくる可能性も…!」
「ふむ、確かに…それは一理ある」

顎に手を当てて、頭の中で考える。
ロストロギアの多くは、と
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