真夜中の真実
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カチャ カチャ
「まさか、相手がこんなガキだとはなぁ。ずいぶんとまぁなめられたもんだな。」
タクヤたちの前に現れたのは全身に甲冑を装着し、大きな槍を携えた男だった。
「てめぇ、誰だ!!!」
「今から死ぬ奴に名乗っても意味ないっつーの。」
シャキン シャキンシャキン
するとタクヤの周りには無数の光の槍が待ち構えていた。
「これは…!!?」
「じゃあな。」
スッ
男が手を振り下げるのと同時に光の槍がタクヤを襲った。
ビュッ ビュッビュッ ビュン ドゴォン
光の槍がタクヤを襲った。爆発音から読み取れるだけで凄まじいまでの破壊力が伺える。
「タクヤーー!!!!」
「ん?」
バッ
煙の中からタクヤが現れた。間一髪の所でかわしていたようだ。
「こんなんでオレをやれると思うなよ!!!」
「あぁ、だろうな。」
「!!!」
気付けばタクヤの背後に男がいた。
「なっ!!?」
男は不適に笑って見せた。
「鏡の槍“スクリーンオブランス”!!!!」
タクヤは男が放った魔方陣の中に閉じ込められた。次第に魔方陣は鏡へと姿を変えた。
「こんなのすぐに壊して、」
グサッ
「がっ。」
どこからか魔力で作られた槍がタクヤの背中を貫く。さらに鏡の中から同じ魔力の槍が無数に出現し、タクヤを襲う。
「ぐああああああァァっ!!!!」
「タクヤーー!!!!」
エマは泣き叫んだ。そして、鏡は姿を消し、閉じ込められていたタクヤが落ちてきた。
ドサッ
「タクヤー!!!!しっかりしてください!!!!」
だが、返事はない。
「無駄だよ。アレだけ食らってちゃじきに死ぬ。」
「タクヤ!!!!タクヤ!!!!」
それでも、返事はない。身体中から大量の血が流れてる。息も浅い。このままでは本当に死んでしまう。
「とりあえず仕事は敵の殲滅だからな。お前も死んでろ。」
カッ ドガァン
「きゃああああぁっ。」
ドサッ
エマは男の攻撃をくらい地面に叩きつけられた。
「じゃあな、ボウズ。また会えたら名乗ってやるよ。まっ、無理だろうがな。」
そう言って男は姿を消した。
「タ、…タクヤ……。」
エマは地面を這いつくばっても尚、タクヤを気遣い、タクヤに近づく。
「しな…ない…で…。タク、ヤ…。」
エマはタクヤの血にまみれた手を握ってそのまま意識を失った。
そして、ナツたちは、
「うう、痛え…。」
「生きてんのか、オレたち…。」
「あい。」
「どうなってるの…?あたしたち、あんな大爆発をくらって…。」
先程、王の間の真下にミッドナイトがいるという嘘の情報のせいで罠にはまっ
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