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妖精の義兄妹の絆
真夜中の真実
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ズシン ズシン
一方こちらはニルヴァーナ本体
タクヤたちは王の間までやって来たが、操縦席などはなくどうすれば止められるか悩んでいた。
「止めるっていってもどうやって止めたらいいのかわかんないんだよ。」
「壊すとか。」
「またそーゆー考え!?」
ルーシィはナツの提案につくづく呆れていた。
「こんなでけーものをどーやってだよ。」
「やっぱ、あのガングロに聞くのが早そうだな。」
「そうですね。」
タクヤはブレインに止め方を教えてもらうという提案を出した。
「簡単に教えてくれるかしら。」
確かに、仮にも六魔将軍のリーダーだ。そう簡単に教えてもらえるとは思わなかった。
「もしかして、ジェラールなら…。!」
「なんか言った?」
「ううん…、何でもない。私、ちょっと心当たりがあるから探してきます。」
そう言ってウェンディは王の間を後にした。
「ウェンディ!!待ちなさい!!!」
シャルルもウェンディの後を追って行った。
「おい!!!」
「どこいくんだよ!!!」
グレイとタクヤが声をかけた頃には二人の姿はなかった。
「どうしたんだろ?」
「うむ。」
「ちょっとウェンディを追っかけ、」
『みなさん、聞こえますか?』
「「!!」」
その時、頭の中に誰かの声がした。その声はタクヤ以外のみんなにも聞こえているようだ。
『私デス。ホットアイデス。』
「リチャード殿!?無事なのか!?」
ジュラはホットアイの身の無事を心配した。
「念話!?大勢に。」
「「誰だ!?」」
『残念ながら無事ではありませんデス。ミッドナイトにはやはりかなわなかった。
みなさんの力を合わせてミッドナイトを倒してください。
奴を倒せばニルヴァーナへと魔力供給が止まり…、この都市は停止するハズ。』
「生体リンク魔法で動いてやがったのか…。」
「だから操縦席がないんですね。」
「ふぇー。」

さらにホットアイは続ける。
「奴は王の間の真下にいマス。気をつけてください…奴はとても、とても強いデス。 」
「リチャード殿…。」
「この真下!!?」
「おし!!!希望が見えてきたぞ。」
残りのミッドナイトを倒せばニルヴァーナは止まる。みんなの心の中はその事で支配されていた。
「強い奴か…、燃えてきたぞ。」
「アイツ、目的が変わってんぞ。」
「ナツ…止める為だよ。」
ナツだけ本来の目的を見失いかけていた。
「「行くぞ!!!」」
『六つの祈りは残り一つとなりマシタ。必ず勝って……ニルヴァーナを…、









止めるのデスヨ。』
そう言ってホットアイ、ではなくブレインは不気味に笑いながら念話を切った。
先程まで、ホットアイだと思って話していたのは
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