暁 〜小説投稿サイト〜
普通だった少年の憑依&転移転生物語
【ゼロの使い魔】編
031 ≪烈風≫からの試練 その1
[2/4]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
ンバートして禁手≠ノなる必要が有る。

直接殴る──ステゴロをするとかなら鎧≠纏うが、今回の場合なら動き易さから外套≠纏った。……外套≠フ方が鎧≠謔閧焉gデルフリンガー”も振るい易いのも理由の一端として存在している。

「行くぞ、デルフリンガー」

<おうよっ! 相棒!>

「ほう、それが貴方の本気≠ナすか。その赤いコートからは力強い波動を犇々と感じとれます それに、そのインテリジェンスソードも私の勘が只のインテリジェンスソードでは無いと言っています」

「全力の本気≠ナ有りませんが──」

いきなり変貌した俺の格好に、目を細めながらも外套≠フオーラを讃えているヴァリエール公爵夫人を尻目に、倉庫≠ゥら“デルフリンガー”を一気に引き抜き、“剃”で公爵夫人の懐に入り込み、峰打ちで袈裟斬りにしようとするが──

――ギィィィイン

(マジすか)

「良い踏み込みです。それに剣筋も悪くありません。貴方が積んできた濃密な鍛練の軌跡も垣間見えます。……が、惜しむらくは対人戦闘≠ノ慣れていない事ですか」

“剃”で公爵夫人の懐に入り込み、デルフリンガー峰で袈裟斬りにしようとするが、公爵夫人のレイピアに依って、それはかと無く俺の攻撃は捌かれる。……それに、ヴァリエール公爵夫人が言う通り、俺はあまり人との戦闘≠ヘ慣れていない。

(基本的に俺のは戦い≠ナはなく、殺し≠セったもんなぁ。……今回は学ばせてもらうか)

デルフリンガーでヴァリエール公爵夫人のレイピアと切り結びながら、マルチタスクの思考をメインと補助用のサブ1以外を全てシャットアウトする。そうして、公爵夫人に大量のリソースを割ける様になった。

「……急に動きが──いいえ、一つ一つの動作が速くなりましたね。……それに剣筋も鋭くなりました。貴方の日々の鍛練を見てみたいですね」

……リソースが割けるようになったと云う事は、動きの一つ一つ処理能力が上がったと云う事になり、そんなこんなでヴァリエール公爵夫人を押していく。……すると、ニィ、と目に見えて口端を吊り上げる公爵夫人。その嬉々とした三児の母とは思えない美貌に、どことなく戦闘狂の一端を見た気がした。

「大した事はしてませんよ──っと!」

実際、前世では剣術の[け]の字を知らなかった俺がここまで剣を振るえるのも理由がある。……風の属性の魔法に遍在≠ニ云う、自分の分身を創れる魔法が在り、その遍在≠フ魔法をどこぞの全く忍べていな忍者──否、NINJA≠ェ跳梁跋扈している世界の“影分身の術”を使った修行を遍在≠ノ行わせているだけだ。……更には“アギトの証”の効果の一端である経験値4倍≠ニ云う効果も相俟って、俺の技術修得へのブーストを掛けている
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ