【ゼロの使い魔】編
031 ≪烈風≫からの試練 その1
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ンバートして禁手≠ノなる必要が有る。
直接殴る──ステゴロをするとかなら鎧≠纏うが、今回の場合なら動き易さから外套≠纏った。……外套≠フ方が鎧≠謔閧焉gデルフリンガー”も振るい易いのも理由の一端として存在している。
「行くぞ、デルフリンガー」
<おうよっ! 相棒!>
「ほう、それが貴方の本気≠ナすか。その赤いコートからは力強い波動を犇々と感じとれます それに、そのインテリジェンスソードも私の勘が只のインテリジェンスソードでは無いと言っています」
「全力の本気≠ナ有りませんが──」
いきなり変貌した俺の格好に、目を細めながらも外套≠フオーラを讃えているヴァリエール公爵夫人を尻目に、倉庫≠ゥら“デルフリンガー”を一気に引き抜き、“剃”で公爵夫人の懐に入り込み、峰打ちで袈裟斬りにしようとするが──
――ギィィィイン
(マジすか)
「良い踏み込みです。それに剣筋も悪くありません。貴方が積んできた濃密な鍛練の軌跡も垣間見えます。……が、惜しむらくは対人戦闘≠ノ慣れていない事ですか」
“剃”で公爵夫人の懐に入り込み、デルフリンガー峰で袈裟斬りにしようとするが、公爵夫人のレイピアに依って、それはかと無く俺の攻撃は捌かれる。……それに、ヴァリエール公爵夫人が言う通り、俺はあまり人との戦闘≠ヘ慣れていない。
(基本的に俺のは戦い≠ナはなく、殺し≠セったもんなぁ。……今回は学ばせてもらうか)
デルフリンガーでヴァリエール公爵夫人のレイピアと切り結びながら、マルチタスクの思考をメインと補助用のサブ1以外を全てシャットアウトする。そうして、公爵夫人に大量のリソースを割ける様になった。
「……急に動きが──いいえ、一つ一つの動作が速くなりましたね。……それに剣筋も鋭くなりました。貴方の日々の鍛練を見てみたいですね」
……リソースが割けるようになったと云う事は、動きの一つ一つ処理能力が上がったと云う事になり、そんなこんなでヴァリエール公爵夫人を押していく。……すると、ニィ、と目に見えて口端を吊り上げる公爵夫人。その嬉々とした三児の母とは思えない美貌に、どことなく戦闘狂の一端を見た気がした。
「大した事はしてませんよ──っと!」
実際、前世では剣術の[け]の字を知らなかった俺がここまで剣を振るえるのも理由がある。……風の属性の魔法に遍在≠ニ云う、自分の分身を創れる魔法が在り、その遍在≠フ魔法をどこぞの全く忍べていな忍者──否、NINJA≠ェ跳梁跋扈している世界の“影分身の術”を使った修行を遍在≠ノ行わせているだけだ。……更には“アギトの証”の効果の一端である経験値4倍≠ニ云う効果も相俟って、俺の技術修得へのブーストを掛けている
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