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I want BRAVERY
19話 Teo dora
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いいな?もう、いいだろう。行け」

 おい、なんでこんな強引なんだ

「え、えっと桐条先輩・・・」

「そんなことより、彩。お前最近・・・」

「は?あぁ・・・まぁ・・・」

 何イチャコラしようとしてるんだ。

 彩君、気づいてないし。
 どういうこと?
 ハーレム目指してるんでしょ?
 てか、けっこう鋭いってきいたよ?
 『女の子に告白させて、恥をかかせるくらいなら、誤解でもいいから自分が恥をかく』
 とかいったんでしょ?

(※言ってません)

「じゃ、行くよ!」

 何故ゆかりが号令をかけるのだろうか。

(リーダー、私なのに)



「ここが・・・タルタロス・・・学校みたい」

 床のタイルのせいだろうか。

 私は直感的にそう思った。

「気持ち悪いわ・・・」

 うぇ〜、とか言っているゆかり。

「これって・・・血?」

 水溜りを踏むような感覚で血溜りを踏んでしまった。

「おぉ・・・不気味だな、これ」

「戦闘中に踏んじゃうと、血が跳ねるのよね」

『バックアップ?私が?誰の?』

『稲城達のに決まっているだろう』

『私、彩君以外の人にこの力使いたくないんだけど』

 すでに通信入ってるんだけど。

「・・・大丈夫なのか?」

 不安そうな声を出す順平。

 私も不安だ。

『聞こえているか?』

「あ、はい」

 通信機から女帝の声が聞こえる。

『ある程度なら私と暗超の力でタルタロス内部の情報を伝えることができる』

「へぇ〜、スゴイッスね」

『当たり前だろう。私を誰だと思っているんだ』

 いつからそんなナルシストキャラになったんだ。

『タルタロスの内部構造は毎日変わる。だから、こういったバックアップが欠かせないんだ』

「ナルホドね〜」

『ところで、今君たちのいる場所はいつシャドウが出てもおかしくない。岳羽がいるから、ある程度は大丈夫だと思うが、注意していけよ』

 岳羽さんって結構レベル高いのかな。

『習うより慣れろだ』

「うっす」

「了解です」

「わかりました」

 タルタロス内部なら、割としゃべりやすい。

「ったく・・・勝手なんだから・・・もう慣れたけど」

 早速、さっきの言葉を実行してやがる。

「ゆかりも苦労したんだね」

「まぁ・・・ね」

「おうおうおう!どこからでも掛かってこいやぁ!!」

 順平が気合を入れて叫んでいる。

『前方にシャドウ!』

「えぇぇぇ!?」

 順平が呼んだようなものじゃないか。

「これが私の初陣!」

 私は、薙刀を強く握る。

「違うよ!?
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