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久遠の神話
最終話 あらたなはじまりその八
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 剣士でなくなった、高校の先輩後輩といった程度だ。
「私から何もすることはない」
「僕もです」
「そういうことだ、君達は私の政治家としての活動を見ていてもらう」
「総理大臣になられるんですよね」
「首相になり日本を繁栄に導く」
 そこまで見据えての言葉だった、ただ総理になることが目的ではなく。
「そうしていく」
「頑張って下さい」
「見ていてもらう、その私をな」
 確かな声でだ、権藤は上城と樹里に言ってみせた。
「私はその道を歩いていく」
「わかりました」
 権藤との話も終わった、権藤は年老いた紳士上城達も見たことのあるその先生を丁寧に案内して後頭部に入って行った。そうして彼とも別れた。
 権藤と別れた後大学に入った、するとそこにも人がいた。
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