第三章
[1/2]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
「米は品種のいいものを入れよう」
「あそこの気候に合ったものをな」
「あと麦や大豆もだ」
「それに芋もだ」
これも入れるというのだ。
「ジャガイモもサツマイモもだ」
「芋は痩せた場所でも耕せるからな」
「大々的に入れるぞ」
それまでそこにあった以上にというのだ。
「そして玉蜀黍もだ」
「とにかく何でも入れよう」
「食糧生産を上げる」
「食べることを確立させるぞ」
「あそこの民達は餓えている」
「彼等を餓えから解放するぞ」
「そしてだ」
「それからだ」
さらに話すのだった。
「学校もだ」
「あそこは教育もな」
「国民教育が全く確立されていない」
「だからこそだな」
「教育も取り入れよう」
「絶対にな」
こう話してだ、植林と農業と共にだ。
彼等はだ、さらにだった。
教育も大々的に行うことにした、各地に学校を建ててだ。
そこに子供達を通わせた、そしてその学校でだった。
彼等の本来の言葉を教えた、教師達も言うのだった。
「教育は国の柱だ」
「民衆は教育によってこそ立つ」
「全ての子供達に文字を教えよう」
「そして人材を育てよう」
「それがこの場所の未来を築くことになる」
「我々がそれを主導するのだ」
こう言い合ってだ、そしてだった。
彼等もまた民衆の中に入り働いた。子供達を教え未来を担う人材を育てた。
しかもだ、首都だった都市にはだ。
国立大学も出来た、教授達はその大学を見て胸を張って言った。
「立派な大学だ」
「この大学から多くの人材が羽ばたく」
「我々が若者達を導く」
「多くの翼が羽ばたくぞ」
大学では若者達が育てられた、無論大学に入るまでの高等学校、中学校も次々に建てられた。教師を育てる師範学校もだ。
軍もだ、当然の如くだった。
「軍にも人材を入れるぞ」
「彼等は同じ国の国民になったからな」
「是非入れよう」
「優れた者は軍に入れる」
「当然士官学校にも兵学校にもだ」
つまりだ、士官にもするというのだ。
「技術学校にもだ」
「優れているのなら躊躇することはない」
「同じ国の国民だからな」
こう話してだ、そしてだった。
実際に彼等を士官学校や兵学校に入学させた。技術学校にもだ、そうして軍でも彼等を受け入れたのだった。
道は整えられ衛生観念もだった。
医師を大勢呼んでだ、しかも。
「せめて汲み取りにするぞ」
「街は上下水道だ」
「道の汚物は掃除だ」
「川も綺麗にするんだ」
「手洗いを徹底させろ」
「入浴の習慣も身に着けさせて」
「医学もだ」
これもだった。
「近代医学を導入するんだ」
「シャーマン治療は禁止だ」
「ちゃんとした医学を施す」
「細菌学も栄養学もだ」
「とにかく導入してだ」
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ