第二章
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すよ」
「塵芥屑ですね」
「あえてそういうチームにしたんだよ」
高野も描きながら彼等に答える。週刊誌での連載はまさに地獄だ、だからその手が止まることはないのだ。
「椎名さんとお話してさ」
「担当さんとですか」
「それでなんですか」
「こんなチームにしたんですか」
「外道チームに」
「ああ、そうだよ」
まさにだというのだ。
「俺も流石に、って思うけれどな」
「全然共感持てないですね」
「ただひたすらむかつく相手ですね」
「いや、凄いですよ」
「ここまで屑ですと」
「描いててむかつきますから」
「負ける時が楽しみですよ」
アシスタント達は口々に言う。
「これ読者さんもむかつきますよ」
「何でもありですから」
スポーツマンシップに反する行為を、だ。言うまでもなく。
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