第二章
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すか」
「私達にも」
「君達には多くしておいたよ」
その金をというのだ。
「好きに使ってくれ」
「そうですか、総理から」
「私達への贈りものですか」
「贈りものとは思わないでくれ」
こうも返した東条だった、表情はあくまで穏やかだ。
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