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真・女神転生〜レディアントマイソロジー〜世界転生物語
第1話
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を確認をしていると……
「あっ!……やっと気が付いた。良かったよ〜……」
声がした方向を見てみると、カノンノが安堵の表情を浮かべて青年を見ていた。
「………え、えっと……君は……誰?」
青年は自分の事を見ていたカノンノに、誰なのかを問いただした。
「あっ!?……ごめんなさい。まだ名乗っていなかったよね……私はカノンノ、『カノンノ・グラスバレー』。……あなたの名前は?」
カノンノは自分が名乗り終えると、青年の名前を聞き出した。
「俺の………名前……は………………ッ!!??」
青年が名前を言おうすると、突然激しい頭痛が彼を襲った。
「!!??ど、どうしたの!?」
カノンノが心配をして話し掛けるが、青年の耳には入らない。
「(ッ!?……何だ!?……頭の中に何かが……)」
青年の意識はそこで途切れた……
―――――――――――――――――――――
〜???〜
「(…………何だ、ここ?……)」
青年が目にしたのは、何処かの薄暗い部屋の中だった。
そこには、先程までそこに居たカノンノは何処にも居なかったが、代わりに紫のスーツを着た男が立っていた。
「……おお、目を覚ましたのか……」
男が青年に話し掛けてきた。
青年はここが何処で、男が何者なのかを聞きたかったが、どうゆう訳か口が全く動かず、喋る事が出来なかった。
「……さて、まずは君の名前が何なのか分かるか?」
「(……俺の…………名前は………………駄目だ、分からない!!)」
男に問いかけられて、青年は名前を思い出そうとしたが全く思い出せなかった。
仕方なく、青年は首を横に振った。
「……自分の名前を思い出せないのか?」
男は少し残念そうな顔をして聞いてきたが、青年はそれに対して、力無く頷く事しか出来なかった。
「そうか……では、私が君に与えられた名前を教えよう。」
男はそう言って、青年の目を見つめる。
「君の名は………………」
男から自分の名前を聞いた瞬間、青年の意識は再び途切れた。
―――――――――――――――――――――
「……して……………ぶ?」
青年の耳に、再び何かの声が響いてきて、意識が再びはっきりする。
「しっかりして!!大丈夫?」
見てみると、カノンノが心配そうな表情で青年を見ていた。
「……あ、あぁ、もう大丈夫だ。……ちょっと頭痛がしただけだからさ。」
青年はカノンノに、体調が回復した事を伝えた。
「そ、そうなんだ……じゃあ改めて聞くけど、貴方の名前を教えてくれるかな。」
カノンノも安心して、再び青年に名前を尋ねた。
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