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ハイスクールD×D 雷帝への道程
世話になった
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、少し考えれば黒幕はすぐに分かった。分かったからこそ、一度だけ流したいのだ。

「……分かった。グレイフィア、部隊を引かせてくれ」

「よろしいのですか?」

「構わない。本人がそう言っているのだから。ゼオン君、君は本当に次が起これば自分で決着を付けるんだね?」

「はい。オレが一人で全てに片をつけます」

「ならそういう風に改竄しておく。今回だけだ」

「ありがとうございます」

「それで、君はこれからどうするんだい?」

「旅に出ます。二人を連れて。それから一つお願いがあるのですが」

「今回はかなり迷惑をかけているから何でも、と言いたい所だけど黒幕の件もあるからね。あまり大した物じゃなければと言わせてもらうよ」

「オレを正式にレーティングゲームデビューさせて頂きたい」

「……あんなことがあったのにかい?」

「あんなことがあったからこそです。オレの力を周囲に知らしめて、オレの眷属を守る為に」

「その言い方だと、一人でゲームに参加するみたいだね」

「無論、その通りです。ゲームに眷属を出すつもりはありません」

「貴方はゲームを舐めすぎです!!」

「そちらこそオレを舐め過ぎだ!!オレが全ての手の内を見せたと思っているのか?だとすれば甘すぎる。雷とマントはオレの見せ札に過ぎん。ここで証明してやろうか」

右手に魔力を集めて、それを消滅の力へと変換する。

「躱せよ!!ラディス!!」

一声をかけてからグレイフィアに向かってラディスを放つ。グレイフィアはオレの忠告からか、それとも消滅の力に近い滅びの力を傍で見続けてきた経験からか、受けようとは考えずに回避の一択を選ぶ。そして、オレの右手が翳された一角が何も無かった様に消滅する。

「これはバアル家の!?」

「いや、これは似ているが違う」

「ああ、こいつはバアル家の滅びの魔力じゃない。オレ自身が構築した消滅の魔力だ。結果は見ての通りだ。ああ、一応今のは威力を一番最低まで落とした物だ。やろうと思えば前回のゲームの時に使っていたテオザケルと同じ位の規模の物を連射出来る。これでもゲームを舐めていると?」

無論ハッタリだ。テオラディスなんて万全の状態で撃っても2発撃てれば良い方だ。テオザケルなら100は撃てるんだろうが、相性が悪い。理論を構築出来なかったからファジー機能に任せっぱなしだからな。

「威力に関しては過剰すぎるね。ゲーム中でも即禁止されるだろう。それにゲームは戦術や戦略も試される。一人ではそれも出来ないと思うけど、その点はどうだい?」

「確かにそうではあるが、オレには式髪がある。禁止にすると言うのなら使い魔の使用も禁止であるべきだ。オレは自分の力を分けて数を増やしているんだ。そうあるべきだ。そ
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