暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
マクロスF
0691話
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でEX-ギアを装着している奴等がいただろう? 俺達を含めて」
『じゃあ、やっぱりアルト先輩……』
『アルトだって!?』

 ミハエルは気が付いて無かったのか、驚愕の声を上げる。……まぁ、狙撃手として俺やルカよりも大分後方にいたんだから、しょうがないと言えばしょうがないか。

「そういう事だ。それでオズマの妹を連れて避難していた訳だが……あの2人は知り合いだったのか?」
『さぁ? さすがに俺もアルトの全てを知ってる訳じゃ無いからな。どこかで知り合っていたとしても分からないな』
『可能性があるとすれば、バイト先でしょうか』
「まぁ、それはともかくとしてだ。VF-25をこのまま持って行かれる訳にもいかないだろうし、そのランカとかいうのがオズマの妹だっていうならこっちで保護しておいた方がいいだろう。その為に連絡を……ちぃっ! またか!」

 再びの爆発音。同時に、20匹を越えるバジュラがアイランド1の中へと侵入してきたのが見えた。そして何よりも厄介なのは、そのバジュラ達の狙いが何故か俺達じゃないということか。まるで俺達の存在なんか気が付いていないかのように無視し、そのままあらぬ方向へと飛び去っていく。
 ……そう、アルトが逃げていった方向へと。

「何だって奴等はアルトを狙う? いや、今は考えている暇は無いか。とにかく今はアルトの援護に向かうぞ!」

 幸い、現れたバジュラは赤い奴ではなく、大量に現れている雑魚っぽい奴等だ。それを考えれば、まだしも運が良かったのだろう。あの赤いのが大量に現れていたら、アイランド1の放棄も考えなければいけなかったのだから。
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