無月 困惑編
夢?
[8]前話 前書き [2]次話
「零、零?」
誰かが呼んでいる?
俺の名前を連呼し呼んでいる?
「起きろ零
もう予選が始まるぞ」
予選?
その言葉に反応し俺の脳は動き始めた。
「達也?」
「やっと起きたか」
普通、ここは怒り口調で言うのが自然だが達也の口元は笑っていた。
俺はどうやら眠っていたようだ。
眠っていた時間は短く、約3分程度
椅子に座ってルール説明を聞いていたつもりが眠っていたという訳だ。
「悪い寝てた」
「それは見ていれば分かる。
が、ルール説明の時、位はちゃんと起きておけ」
「すまん」
会場は段々と人が少なくなって行く。
どうやらこれから始まる競技場に向かうようだ。
「さて、そろそろ行かないと時間がないぞ?」
「ああ、行くか」
俺は座っていた椅子から立ち上がり進む。
だが、俺の頭の中は競技の事よりも全く別の事を考えていた。
[8]前話 前書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ