34話(改正)
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いう事を了承してください。」
「わかった。話してくれ。」
「私が疑問に思った事はなぜ彼がシュウ・シラカワという名に執着を持っているかという事です。」
「おい、なんでそんなどうでもいいことを気になっているんだ。」
「話は最後まで聞いてください。彼には王族に連なるクリストフ・グラン・マクソードという名があります。普通ならこの名の方に執着していてもおかしくありません。」
「そりゃ確かにそうなんだけどにゃ。」
「言われてみれば、不思議だにゃ。」
「何が言いたいんだ。」
「彼の母親が地上人の日本人である可能性があります。それなら、日本人の母親につけられた名に執着してもおかしくありません。」
「おい、それがどうしたっていうんだ。母親がどんな人間であっても関係ないだろう。」
「落ち着きなさい、マサキ!話の途中ですよ!」
「わ、悪かった。」
あまりにも一回一回反応するから念動力を言葉に込めて、怒鳴ってしまいました。
「話を続けます。彼の性格から考えても、自分から進んでヴォルクルス教団に入信する事は考えにくいという事があります。」
「おい、確かにあいつは「話の途中ですよ。」すまん。」
笑顔で答えたつもりなのですが、シロとクロが震えています。
まぁ、マサキが悪いので仕方ないでしょう。
「人によって望郷の念とは違いが出ます。マサキ、あなたはどうか知りませんが、彼の母親は強かったと仮定しましょう。この2つを合わせると面白い予想になるのですがわかりますか?」
「わかるはずねぇだろう。」
「いい家庭に育ったのですね。私にはどう考えても彼が進んで入信するとは思えなかったことを考えると無理やり入信させられたと考えるのはベストでしょう。そして、その一番の容疑者は。」
「母親ってわけか。」
「その通りです。もともと、それ程詳しくは無かったでしょう、ヴォルクルス教団の事など地上人ですし。そこに、甘い言葉に騙されて息子を入信させたというのが私の予想です。」
「だから、シュウを憎むなって言いたいのか。アイツのやったことを!」
「そんな事は言いませんよ。同じ立場にならないとその人の気持ちはわかりませんから。ただ、あなたに縛られて欲しくないと思っただけですよ。憎しみにね。後は自分で考えてください。」
その後沈黙が流れると急に通信が入ります。
『戒君、大変な事になったわ、敵襲よ。』
「敵襲なら想定内でしょう。どうしたんですか。」
『正体不明の機体が居るの。大きさやエネルギー量から特機である事は確かなんだけど、それ以外はわからないわ。』
それは、原作知識から知っていましたがおかしいですね。
確か、トロイエ隊と遭遇した後にヴァルシオン戦だったはずなのですが。
ですが、誤差の範囲内です。
『それに、先日
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