34話(改正)
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そして、シロとクロを床に降ろして話しかけます。
「それにこの程度で驚いていたらとてもではないですけど、ジェイルとは付き合いきれませんよ。それで、話は誰もいないところがいいでしょう。こちらです。」
「あ、ああ。」
「あ〜、ビックリしたにゃ。」
「ほんとだにゃ。」
マサキとシロ、クロを案内して個室に入ります。
その時に飲み物を持って来てもらう様にアーニャに頼みます。
「それで、最初に言っておきますが、なぜあなたの詳しい情報を知っているかは話せませんよ。」
「なんだと!」
「あなたとは利害関係が同じというだけでそこまでの信頼関係は築けていません。それは、あなたも同じでしょう。」
「クッ。」
「ただ、このままでは不誠実である事は確かです。私に何か聞きたい事があれば聞いてください。亡き国を思うあなたの気持ちはわかりませんが、その焦りを無くす手助けをしたい。そうしないとシュウ・シラカワが乗るグランゾンには勝てませんから。」
「なんだと!俺が負けるっていうのか!」
「私は客観的に第三者としてあなたの問題を捉えているだけです。本来ならば、4体の魔装機神で挑まなければならないグランゾンにあなた1人で、しかも、ポゼッションも上手く使うことが出来ないのに勝てると本気で思っているんですか。」
その言葉にマサキは押し黙ります。
「グランゾンに勝つためにはポゼッションは最低条件です。そして、風は本来、捕らわれる事を嫌うモノですよ。今のあなたは捕らわれ過ぎている。ポゼッションは難しいでしょうね。」
「だが、あいつがろくでもない事を考えている事は違いないんだ!早くあいつを倒さないと!」
「シュウ・シラカワは確かにラングラン王国を滅亡させました。それは事実なのでしょう。そして、彼がろくでもない事を考えてもいることも事実です。彼が入信している宗教はろくでもありませんからね。」
「テメーは本当にどこまで知っているんだ!」
「私とてすべてを知ってはいません。それに、あなたの知っている情報との相違点もあるでしょう。一度、あなたの知っている事を話してくれませんか。私は感情を交えない第三者に徹しますから。」
そう言うとマサキは戸惑いながらも少しずつ話していってくれました。
地上より召喚された事、師であるゼオルートの出会い、初めて人を殺した事、シュウ・シラカワとの出会いと裏切り、サイバスターとの出会い、師であるゼオルートの死、そして、ラングランの滅亡などを彼は出来るだけ感情を交えずに話していました。
それを聞いた私は魔装機神で語られている内容と同じである事に胸をなで下ろしました。
ですが、全て同じなのかもわからないので予想として話す事にしました。
「まず、これは私の予想でしかありません。事実でないかもしれないと
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