34話(改正)
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うとしたのですが、プロテクションという電子音と共に見えない壁のようなものに遮られ防がれてしまいます。
「な!」
その事に動揺した瞬間に、ジェイルの腕を覆っている機械の小手に着いたビーム状の何かによって拘束されます。
「油断大敵だよ。いつ私に戦闘能力が無いと言ったかね。」
その言葉にいつの間にか勘違いしていた事に気が付きました。
「これはいったい何ですか?」
「これはね、デバイスと呼ばれているものだよ。これを用いる事により複雑な詠唱などを瞬時に機械が行って魔法が使用できるんだ。」
「魔法ですか?どちらかというと科学技術ですね。」
「そうだね。それは否定しないよ。ただ、君達にはリンカーコアが無いから使用できないのだがね。君はしばらく、その場にいたまえ。」
その言葉の後に、ジェイルが走り去ろうとしたので私は能力の使用を選択します。
思い浮かべるイメージは炎、私を拘束しているモノのみを焼き尽くす事をイメージします。
すると、炎が巻き起こり私を拘束しているモノのみ焼き尽くして、私は拘束から逃れます。
ジェイルは驚いており、私を凝視しています。
「フゥ〜、やはり、使い慣れていない力は消耗が激しいですね。しかし、ジェイル。あなたも油断しましたね。素早く私の意識を刈り取るべきでした。」
「まさか、その力も戦闘での成長の結果かい?」
「その通りですよ。どうやら、対象を限定することが出来る様なので、こんなこと目出来ますよ。」
その言葉の後に、ジェイルが進んでいる方向に炎のカーテンを創り出し、逃げることが出来なくして腕に念動力を込めます。
「あなたに対しては、遠慮不要でしたね。」
信じられないほど穏やかな声でジェイルに話し掛けます。
それに対して、ジェイルは冷や汗を流して静止します。
「待ちたまえ、いくかなんでもそれはまずい!流石に死んでしまうよ!」
「大丈夫ですよ。あなたは頑丈ですし、回復力も高いですから。」
そう言った後に、顔面をぶん殴ります。
そのまま壁にぶつかって、しばらくは壁に引っ付いていたのですがずり落ちていきます。
そして、足を掴み、そのまま引きずってブリッジに戻ります。
中では既にガジェットの処理も終えたアーニャが待っていました。
「大丈夫ですか、アーニャ。」
「この程度問題ない。」
「そうですか、良かった。」
そう言って、アーニャの頭を撫でます。
そんな私達にオノデラ大尉が話しかけてきます。
「すまないがいろいろあり過ぎて、考えをまとめ切れていないが1つ。ジェイルは大丈夫なのか。」
私が右手に持った白目になって気絶しているジェイルを見て言います。
「そうですね、直ぐに縛っておかないと。」
「
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