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改正版 後悔先に立たず、後に立つべし
34話(改正)
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 サイバスターをコクチョウに収納するためにハッチを開ける様に支持を出しました。
 オノデラ大尉は自分を取り戻したのか、ダイテツ艦長と秘匿回線で話を始めています。
 私はマサキにコクチョウで迷子になられては少々困ったことになるので直ぐに向いに行こうとしたのですが、ジェイルが突然立ち上がり叫びました。
 
「シナプス!コードKDDYUTI発動!」
 
 そして、突然工作用のガジェットが20体程入って来ました。 
 ジェイルはガジェットの間を通り過ぎてドアに向かい走り出します。
 どうやら、いつものごとく問題を起こしてくれるようです。
 もともと、シナプスに特殊なコマンドを設定していたのでしょう。
 周りはオノデラ大尉以外はまたかという顔になり、オノデラ大尉は何が起きているのかわからずに呆然自失となっています。

「な、何が起きているんだ?作業マシーンの暴走か?」
「確かに暴走なのですが、この場合はジェイルがいつものごとく暴走しました。ここは、アーニャに任せてもいいですか。」
「大丈夫だけど戒、テレポートは使えないはず。」

 アーニャの指摘どうりなのですが、このコクチョウには私自身にテレポートという能力があるので、空間移動能力の有用性と危険性を知っており、空間移動を阻害する装置が働いているために、昔の私ならこの中ではテレポート出来なかったでしょう。
 ですが、今現在では完全に能力が解放されたので短距離ならこの阻害装置が起動していても可能となったのが彼の誤算でしょう。
 
「今なら問題ありませんよ、アーニャ。ここは、任しました。」
「わかった、戒。気を付けて。」

 そう言って、アーニャはここで銃を使うわけにはいけないので、そのまま突撃します。
 その様子を見たのちに私はテレポートしました。
 テレポートを終えると目の前にはジェイルが走って来ました。

「な、いくら君でもコクチョウではテレポート出来ないはずだよ!」
「ええ、昨日の戦闘前では不可能でしたね。ですが、今は可能になっただけですよ。」
「なるほど、成長というモノか。」
「そうですね、いろいろとあの戦いは自分を見つめ直すことが出来ましたから。」
「行かせてくれないかね?」
「何をするつもりですか?」
「ちょっと調べたいだけだよ。」
「具体的にはどうするんですか?」
「軽く分解させてもらうよ。」

 その言葉を聞いた瞬間にため息が出ます。
 確かに、彼が解析した機体は全て分解されている事は知っていましたが、まさか明らかに組み立てる事が出来そうに無い上に精霊が宿っている事を説明したのですが彼を止める事は出来なかったようです。
 ここは、実力行使するしかないでしょう。
 そう思い自身の身体能力を屈指して、背中に回り込み首筋に一撃を加えよ
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