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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第426話】
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空に軌跡を描きながらギガント・マグナムを迎撃するのだが、拳に当たる寸前で粒子ビームは四散し、キラキラとその周囲一帯に粒子片を散らせた。
ギガント・マグナム内に備わる粒子撹乱膜機能、実質これの迎撃は実弾で行わないといけないのだが生半可なライフルでは迎撃すら叶わないだろう。
防御体勢をとる黒夜叉、前面に腕を交差するクロスガード――二射目の一撃を受けた親父だが、流石に防御体勢に移行していた為に吹き飛ばされる事はなかった。
――が、俺も直ぐ様連続攻撃、ミョルニルを再度呼び出し、それを振るうと先のハンマー部分がドリルの様に高速回転し、突き進む。
そして、ギガント・マグナムと同じ要領でミョルニルに備わったブースターで瞬時加速――その勢いは凄まじく、持っていた柄が俺の手から無理矢理離れて空気を切り裂きながら迫っていった。
堪らず親父はプラズマフィールドを展開、前面に可視化されたプラズマの壁がミョルニルの進行を阻む。
ミョルニルとプラズマフィールドが互いに干渉し合い、バチバチッと何度も紫電がその周囲の空間に走る。
勢いの失わないミョルニルに対して、防ぐ黒夜叉のプラズマフィールド、だが……ミョルニルの勢いは無くなり、地表へと落下――親父の方も、プラズマフィールドを張りすぎたのか、腕部装甲がスライドすると一気に溜まった熱を放出、白い蒸気が黒夜叉周囲に立ち込める。
ハイパーセンサーには何の障害にもならない蒸気だが、流石にあの熱さではシールドエネルギーを徐々に減少させるため、近付けない。
絶対防御が生身を守るのだが、実際それが仇になって過酷な環境下での使用が可能なのかが疑われる――無論、リミット解放するとどうなるかはわからないのだが。
――と、黒夜叉に動きがあり、両手の指を絡ませて前へと突き出す。
その瞬間、立ち込めた蒸気は一瞬で吹き飛び、腕部からはプラズマ粒子が螺旋を描き、まるでドリルの様に回転していた。
前回の襲撃時に亡国機業のあの男に対して使った技だ――そう脳裏に過ると、俺は左右に機体を激しく揺らして狙いをつけさせないようにするのだが、親父はそれを何ら気にすること無く加速、確実に俺を捉えていた。
既に距離が縮まっているため、ギガント・マグナムを形成させてから射出の迎撃だと間に合わないため、粒子形成だけさせたギガント・マグナムで迎え撃つ。
そして――俺と親父の一撃がぶつかり合うと、小さな衝撃波を発生させた。
その衝撃に機体は揺らぐ――ギガント・マグナムとプラズマ粒子のドリルは、互いから激しい火花と紫電を撒き散らす――だが、親父の出力の方が遥かに高く、ギガント・マグナムが弾かれるとそのままシールドバリアーに当たり激しく干渉、周囲に目映い光が何度もチカチカと輝かせ
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