暁 〜小説投稿サイト〜
東方変形葉
日常の中の無限変幻
東方変形葉36話「銀世界ピクニック」
[6/6]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話
飛ばしてくる。この程度なら読める。レミリアに隙ができた。
「反撃だ!」
送風レベルを最終より2つ下にする。レベルは10段階ある。
扇子で仰ぐと、かなり迫力のある地吹雪が起きた。
「なっ!?何よこれ!?」
「チャンス!」
地吹雪に気を取られている隙に雪玉を投げる。
「あうっ!」
被弾。
「レミィの被弾を確認。よって優勝チームは裕海チーム!」
パチュリーが言った。それと同時に俺のチームの2人が駆け寄って抱きついてきた。
「すごーい!お兄ちゃん、一人で咲夜とお姉様を倒しちゃうなんて!」
「さすが裕海様!」
「ふん、仕方ない。だけど今度するときは負けないからね!うーっ!」
レミリアがシートでいつの間にか用意された紅茶を飲みながら言った。なんか、セリフの最後に鳴き声があったけど、それはレミリアの鳴き声か?



「ではそろそろ、紅魔館へ帰りましょう。」
咲夜が言った。気がつけばもう夕暮れ。今日は曇りだったからレミリアは太陽は大丈夫のようだったけど、吸血鬼って夜に行動して昼に寝るもんなんじゃないの?まあ細かいことはいいか。
「あら、もうそんな時間なの。帰りましょ咲夜。ところで夜の紅茶は何を出すの?」
「お嬢様のために、特別な紅茶をご用意しました。瑠璃色の紅茶でございます。」
・・・瑠璃色?どんな茶葉を使えばそんな色の紅茶ができるんだ?
スキマを開き、紅魔館につなげる。
「じゃあね、みんな。」
手を振ると、全員が手を振ってスキマの中に入る。紅魔館組を見送って俺たちも家に戻った。
「ふう、疲れたね。」
「そうだね〜!」
「楽しかった〜!」
人形たちが答える。姫雪はというと、疲れ切って寝たためおんぶしている。家の中に入り、姫雪を布団に寝かせる。
「俺も疲れたから寝るかな。」
「私も寝る〜!」
「私も〜!」
そうして布団に潜り、意識を手放した。
明日、紫からとんでもない話を持ちかけられることを、このとき俺は知らなかった。



続く

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ