暁 〜小説投稿サイト〜
東方変形葉
日常の中の無限変幻
東方変形葉36話「銀世界ピクニック」
[5/6]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
力は使ってもよし。ただし裕海の能力は強すぎるから使うのはスキマのみ。武器を持っていたらそれで雪玉をはじいてもよい。しかし、使う場合は必ず片手に持っていること。一発でも当たれば当たった人は退場。制限時間は10分の5回戦。いいわね?」
レミリアが説明した。それに全員が賛成した。俺は言われたとおり扇子を片手に持つ。
「じゃあ始めるわよ。よ〜い、始め!」
パチュリーが合図をした。それと同時に恐ろしいほどの雪玉が飛んでくる。くそう、あっちには咲夜がいるから時間を止めて雪玉を作るために手間がかからない。
「ど、どうしようお兄ちゃん。いきなりすごい量が飛んできたよ!?」
「こわ〜い!」
「なんとかするよ。レベル5っと。それっ!」
扇子を広げ、風を送る。すると、雪玉は動きを止め、落ちていった。
「くくく、やるわね。ならこれでどう!?」
と、一瞬の間に俺たちの周りに雪玉が配置されていた。
「フラン、あれら全部やっちゃって!」
「うん!全部壊れちゃえ!」
と、フランが叫ぶと雪玉ははじけた。崩れ落ちた雪をスキマで回収する。そして、相手の方に向けて雪玉だった雪を投げつける。
「きらちゃん!全部再生しちゃって!」
「いえっさ〜!なおれ〜!」
と、投げつけた雪の塊は雪玉になる。そして俺が扇子を広げて風を送る。すると、雪玉はすごい勢いであっちに飛んでいく。
と、敵地から一本の矢が上に飛ぶ。それと同時に雪玉はすべてはじけた。
姫雪だ。おそらく衝撃波の矢を放ったのだ。
「裕海様、覚悟!」
雪でできた大量の矢がこっちに飛んでくる。
「甘い!」
スキマを開き、全ての矢をすべて回収する。そして、スキマを無数に開く。そこから回収した雪の矢が飛ぶ。
「くっ!?いたあっ!」
ほたるちゃんが当たった。よし、まずは一人。



「ふ〜っ、ふ〜っ、やるじゃない。」
「ふう、し、しぶといですね。」
「はあ、はあ・・・そっちもな。」
現在5回戦目。2勝2敗で、これが優勝を決める大事なセットになる。最終的に俺だけが残り、あっちは咲夜とレミリアが残っていた。俺は大量の雪玉を宙にほり、スキマに入れる。
「くらえ!スノーボールトンネル!」
無数のスキマが上空に現れる。
「咲夜、あれらを全てはじきなさい。私は裕海に高速球を御見舞いするわ。」
「はい。」
咲夜が雪玉を大量に配置して正確に、的確に放ってくる。しかし、ここまで俺の読み通りだ。
「いたっ!?え?どうして?」
咲夜は被弾した。実は、はじかれる雪玉の中に紛れて、ひとつだけ上空200mから落下してきた雪玉があった。それは普通の雪玉では絶対にはじかれないほど固い。なので、普通の雪玉が当たったところでなんの影響も受けない。
「あっ!咲夜!?何してるのよ!?くっ、喰らえ裕海!」
すっごい速さの雪玉を
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ