日常の中の無限変幻
東方変形葉36話「銀世界ピクニック」
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永遠亭はいつも通り平和でしたとさ。めでたしめでたし。ってまだ終わらんよ!
早朝に永遠亭に用事があったので行ってきた。姫雪は今もぐうぐう気持ちよさそうに寝ている。窓を見てみると、雪が積もっている。雪の積雪量はだいたい20センチぐらいかな。竹林も竹の緑と雪の白でいつもより美しく輝いていた。
今の時刻は卯の刻、つまり午前6時だ。7時になったら姫雪を起こして紅魔館へ行かなければ。
「ふみぃ〜・・・」
「あれ?姫雪。起きたの?」
身長差が35センチぐらいもあるので、膝を曲げて姫雪の身長にあわせる。
「みゃあ・・・んっ」
鼻にキスしてきた。猫の挨拶のひとつらしい。本来は鼻と鼻をくっつけるのだが。で、鼻にキスされたからには俺もしなければならない。
「っ・・・」
「えへへ〜・・・みぃ。」
姫雪はなぜか起きた時はこんな風になってしまう。かなり寝ぼけていらっしゃる。
「さてと、朝食を作るか。」
「みゃあ〜!みゃぬみゃん!」
・・・日本語でお願いします。いや、言語変換すればいいだけなんだけど。
二度寝した姫雪を起こして朝食を食べ、出かける準備をした。さっきまで、人形たちと姫雪は雪に喜んではしゃいでいた。紅魔館に行く時間がきたので雪遊びは後回しになった。
「ふう、さて行くか。」
「「おー!」」
「いこー!」
人形たちと弟子の異常なほどのテンションはどこから来るのだろう。それは置いといて、スキマを開く。そして紅魔館につなげる。
「ん?うわあっ!?な、なんだ裕海か。」
繋げた先はレミリアのすぐそばだった。・・・レミリアは、なぜかナイトキャップではなく可愛らしいリボンのついた麦わら帽子をかぶっていた。
「8文字で呼ばれてきたよ。」
「うむ、よく来てくれた。」
カリスマオーラを出しているが、あまり「す、すげぇカリスマだ」みたいな感じでもないな。
「むっ、今失礼なことを考えたか?」
「気のせい。」
「まあいい。それより本題だ。」
レミリアが早速本題に入った。いったい何を言われるのか。
「ピクニックに行くわよ!」
・・・え?ピクニック?だから麦わら帽子?
「やったー!」
「ぴくにっくー!」
「やったやったー!」
人形たちと姫雪は3人で喜んでいる。まあ用事とかないから行くか。
「別にいいけど、今日は外は銀世界だよ?」
「うむ。だからこそだ。銀世界ツアーというのもなかなかいいものよ?」
言われてみれば確かにその通りだ。
「そういうことです。ですので防寒着などを着て来てください。合流は紅魔館の門前です。」
咲夜が隣に現れ、にこやかな笑顔で言った。
「わかった。すぐ着てくるよ。」
「ええ、早く着替えてきてよね。」
10分後。紅魔館前に集合した。パチュリーは今日の喘息の調子は好調らしい。美鈴はいつ
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