第十六話 黒蘭の力その三
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って闘っていた、その全体に炎を宿らせて。
そしてだ、怪人にこう言うのだった。
「よく防ぐね」
「強いね」
「そう言ってくれるかい」
「うん、ただの棒じゃないけれど」
「七節棍っていうんだよ」
それが薊の武器の名前だとだ、自分で名乗った。
「これはさ」
「それがその棒の名前だね」
「三節棍じゃないぜ」
中国拳法のそれではないというのだ。
「そこから出来たものだけれどな」
「また違うんだね」
「ああ、そうさ」
その通りだというのだ。
「あたしも最初は三節棍を使ってたんだよ」
「それを変えたんだね」
「こっちの方が面白いからね」
使ってみて、というのだ。
「だからこっちにしたんだよ」
「成程ね」
怪人はその炎をまとった棒の攻撃を防ぎながら応える、今は彼の方が劣勢だった。
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