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ドリトル先生と伊予のカワウソ
第一幕その十
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た後歯を磨いて顔を洗ってからです、出張の時の着替えや洗面用具等を入れたトランクを持ってです。
 動物達と一緒に車に乗り込んで、でした。皆で。
 トミーが運転する車に乗って港まで来ました、そして船の前で動物達と一緒にトミーに言いました。
「では今からね」
「はい、松山に」
「行ってくるよ」
「じゃあ留守の間は」
「頼んだよ」
「綺麗にしておきますので」
「トミーなら心配ないわよ」
 ガブガブが先生に言います。
「先生と違ってお掃除も得意だから」
「ううん、また僕なんだ」
「まあ先生には私達がいるから」
「安心して、っていうんだね」
「そうよ、じゃあ松山でもね」
「うん、楽しくね」
「楽しんできて下さいね」
 トミーもです、先生ににこりと笑ってこう言ってでした。
 一時のお別れをしてでした、先生は動物達と一緒に船に乗り込んで、です。そのうえで松山に向かうのでした。
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