学校内接戦(後編)
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だからこそ俺達は進まなければならない。死んでいったクラスメイト、先生、周りの人、家族。
イーグルオルフェノクの最後。
それらを抱えながら死んでいった人達を背負って生きていくんだ。
「?」
学校が崩れ、突然現れた黒い渦がもう一つ現れ篤達を吸い込もうとしている。
「掴まれぇぇぇ?」
俺達は篤達を全力で引き戻そうとしていたが
「駄目だ?うわぁぁぁぁあ?」
篤達は黒い渦に吸い込まれてしまった。生存しているか分からない。けれど一緒に行きたかった。
人手は多い方がいいが、もう一つの黒い渦が篤達を連れ去られてしまった。
どうして急に現れたのかは分からないがその理由を考えるのはまだ情報が足りなかった。
ともかく今現在の世界の状況の情報を手に入れた。
後はもう俺達も行くしかない。
「この先へは別世界ですわ。戦闘もあるかもしれない。それでも行くという選択肢しかないですわね。」
この渦がどこの世界に繋がっているかは分からない。それでも行くんだ。
「玲…」
何があっても俺達はこの世界をどうにかしなければならない。俺と美香はサイドパッシャーに乗り、黒い渦の中に入っていった。
篤達の生存を祈り、死んでいった人達の為に何があっても生き残ることを忘れてはいけない。そして同時にこの世界を無茶苦茶にさせた黒幕が戦争好きなのだとしたら倒さなければならなかった。
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