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学校内接戦(後編)
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は何故かイーグルオルフェノクが二人を庇ったことだ。


ランサーside
「ちっ…あっちもそろそろ不味いか…こりゃあとっとと決めるに越したことはないな。」
こいつ中々やるな。
俺の槍をかわしてその後に回避ギリギリの状況で攻撃してきやがる…どうやら切り札を見せてあいつらの加勢にいく必要があるな?

「…?」
「っておい?まだ戦いは終わってな」


しかし、意外なことが起こった。
イーグルオルフェノクは未来を守るために自ら自分が標的になりやがった?
「ガァァァァァ?」
なんで庇ったんだ?
奴と二人には何かしらの関係があるのか?いやそれはいい。
ともかくあの巨体なオルフェノクを潰すことだな?
「本来ならこれはあまり見せたくないものなんだがな…」
まだイーグルオルフェノクとは戦いたかったが仕方ねぇ。
「でもここなら奥の手を使っても問題ないよなぁ?」
今この場にいるサーヴァントは俺一人だけ、宝具を使ってもなんの問題もねぇ?
「|突き穿つ死棘の槍?
《ゲイ・ボルグ》」
ティラノサウルスオルフェノクは俺をかぎ爪で切り裂こうとしたがその前に灰と化して消えた。
悪いな。俺の宝具は必ず狙ったところに命中するもんでな。そんなに隙間だらけの骨組みじゃいくらてめぇがいくら硬さを増してもどうにもなんねぇよ。

玲side

二人を助けれたのかが分からない。
ティラノサウルスオルフェノクが灰になって消え二人が危険な目にあったことに迂闊だったが、イーグルオルフェノクが庇い守ってくれた。
「貴様…何故あのを庇ったんだ?」
そう、何で庇ったのか分からない。オルフェノクはここの人間を利用して何かやらかすつもりだったはずだろ?
「その亡くなった娘に見えてしまったんだよ…いい子だった。人間と分かり合えると言ったけれどその子はな?謎の黒い男によって殺されたんだ…ワシは人間を憎んだ。許したくなかった。けれどな、ワシは疑問を抱いていた。
奴のことを調べてみたら娘はとんでもないものを知って殺されてしまった。奴は人間でもオルフェノクでなく奴がとんでもなく恐ろしい存在であり、世界を狂わせた元凶であることが分かったんだ。
ワシは言えなかった。言ったら必ず殺される。

立ちすくんでいたその女の子を見てあの時の娘を思い出して、助けてしまったよ。ワシは心の底から戦争なんてどうでも良かった。平和に暮らしたかっただけだった。
君達にこんなことを言った理由は少なくとも他の誰かに知らせたかったんだ…自己勝手なのかもしれないが許してくれ。そして忘れないでくれ。何があっても?生きのびるという強い信念を忘れるな…!しかし、やっとゆっくり休めれる。これがワシの夢だったのかもしれないな…」
イーグルオルフェノクはこの世を去った。
辛い真実。荒れ果てた世界。

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