第5章 契約
第94話 闇にひそむもの
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系で表現したはず。そうだとすると、彼女以外にも転生前の記憶を有して居る人間が居るはずなのですが……。
少し意識が曖昧に成って来る。傍に居るはずのタバサを感じなくなり、ヴィルヘルムの傍らに立って居た赤毛の少女の姿も消え……。
何もない……ただ、闇だけが存在する曖昧な空間。上か下かの感覚さえなくなった薄い暗闇の向こう側から、聞き覚えのある男性の声のみが聞こえて来る。
そうして……。
そして、ゆっくりと差し出されるヴィルヘルムの右手。
この右手を取って仕舞えば――――
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