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妖精の義兄妹のありきたりな日常
ナイトバロン
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んなところで倒れるわけにはいけない!!!!」
ナイトバロンは見事な瞬発力を使い、
針の穴に糸を通すような精密な動きでタクヤが避難した事でできた唯一の突破口を目指した。

バキィィィィン

「「!!!」」
二人の攻撃はあと一歩の所でナイトバロンには届かなかった。
「正直、君たちを侮っていたようだ。ここまで追い詰めたのは君たちが初めてだろう!!
だが、私はまだ捕まるわけにはいけない!!!アレを手に入れるまでは!!!!」
ナイトバロンは突破口を抜け、出口の扉を一直線に目指す。あと数十mで逃げられる。
それだけが頭にしかなかった。
「今日の所は私の勝ちだ!!!!」
「いいや、お前の負けだ!!!」
「!!!」
ナイトバロンの目の前に現れたのはタクヤとナツだった。
「いつの間にっ!!!」
「お前の武勇伝もここで終わりだァ!!!」
「妖精の尻尾から逃げられると思うなよォ!!!」
タクヤは水を、ナツは火を口いっぱいに貯える。
「水竜の/火竜の…、」
「私は、まだ…!!!」









「「咆哮!!!!!」」

ゴワァァァァァ ザバアァァァァァン

タクヤとナツは口からありったけのブレスをナイトバロンに浴びせた。ナイトバロンは避けることができず、直撃した。
ナイトバロンは火傷を負い、さらにびしょぬれの状態で地面に落ちた。

ドサッ

「やった…。」
「やったァァァァァ!!!!」
タクヤとナツはナイトバロンを倒した事に感激し、両腕を空にかざした。
「どーだァ!!!見たか!!!オレの実力!!!!」
「お前たち!!!よくやったぞ!!!」
「やるじゃねーか!!!」
エルザとグレイはタクヤとナツの元に駆け寄ってきた。
エルザはナツを抱き締めるが鎧を纏っているため、ナツにとってははた迷惑なだけのようだ。
「とにかく、コイツは氷で縛っとくか。」
グレイはナイトバロンを柱に縛って逃げられないようにした。もっとも、逃げる体力があるとは思えないが。
「あとはウェンディか…。」
「ハッピーたちに任せるしかないな。」
と、その時、
「みんなー!!!」
扉の方からハッピーの声がした。
「ウェンディ見つけたよー。」
「おぉ、無事だったか!!」
「今、シャルルとエマとルーシィと一緒に隣の部屋にいるよ。」
「隣だな、よーし!」

ダダダダダダダ

「あ、でも今は…ってもういないし…。」
ハッピーがタクヤを呼び止めようとするが、既にタクヤは展示室をあとにしていた。
「なんだよ、ハッピー。」
「いや、今ウェンディはね…、ゴニョゴニョ」
「「!!!」」

















「ウェンディー!!!」
タクヤはウェン
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