マクロスF
0690話
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ジュラがこっちへとミサイルを撃ってきた。
そのミサイルをガンポッドを使って迎撃し、トリガーを引き続けて弾丸でバジュラを貫く。
基本的にこの戦場ではという但し書きが必要だが、こうして見る限りではバジュラは頭部が金槌のような形をしており、全長はVFよりも多少大きいのが殆どだ。
こうして見ると、頭部の特徴からハンマーヘッドシャークに似ているな。もちろんハンマーヘッドシャークは宇宙で泳ぐような真似をしないし、体内で弾丸やミサイルを作ったりも出来ないんだが。
「よし、1匹撃破。ミハエル!」
『言われなくても分かっている!』
ガンポッドの攻撃で周囲に散っていったバジュラを狙い、鋭く一条の光が宇宙を走って貫く。この辺のセンスの良さは射撃に自信を持っているだけはあるな。
その後もミハエルが牽制し、俺が仕留め、あるいは逆に俺が連装ビーム砲を突っ込みながらバジュラの編隊を乱しつつ、その中心部分でガンポッドやレーザー機銃を連射して仕留め、そこから運良く逃れた機体をミハエルが狙い撃つといった形で戦場は推移していく。尚、ルカに関しては全体的に俺達のサポートをしてくれている。いわゆる、痒い所に手が届く的な感じで。
そんな風にしてアクエリアス小隊を半ば全滅させたバジュラを全滅させた後、とある光景が目に入ってきた。
「おい、ルカ! アイランド1の方!」
『え!? ……あぁっ!』
アイランド1の上空部にバジュラが1匹陣取っており、腕を叩きつけてバリアを破壊しようとしているのだ。
しかもそのバジュラの姿は、俺達がこれまで戦ってきたハンマーヘッド型のバジュラではない。身長は通常のバジュラの2倍近くあり体表は赤く足が6本。背中からはまるで砲身のような部分が……
「おいおい、マジかよ」
砲身みたいなではなく、歴とした砲身だったらしい。しかもミサイルとか大砲とかではなく、ビームらしきものを放ちバリアを破壊。同時にアイランド1の中へと侵入していった。更には、そのすぐ後ろを追ってギリアムの乗ったVF-25Fがバジュラが作り出した穴の中から突入していく。
「俺達も……」
だが、勿論フロンティア船団としては穴が開いたままにしておく筈も無く、俺が後に続くと言葉に出す前に何らかのシステムが働き穴の部分を塞いでしまう。
舌打ちしながら、アイランド1の方へと向かいつつオズマへと通信を繋げる。
「オズマ。聞こえているか、オズマ」
『何だ!』
「たった今、俺達の目の前で赤くてでかいバジュラがアイランド1の中に突入していった。そのすぐ後をギリアムのVF-25Fが追っていったが、俺達はどうする?」
『俺もアイランド1に向かってはいるが、そっちに向かうには少し時間が掛かる。くたばれ虫共っ!』
俺達と通信をしている間にも戦
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