暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
マクロスF
0690話
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しつつルカへと通信を送る。

「バジュラの情報はどうだ!?」
『それなりといったところですね。とにかく今は情報収集も大事ですが、敵の数を減らす事を考えないと』
「そうだ……なっ!」

 急速に迫ってきた数匹の小型バジュラから放たれる弾丸を回避しながら、こちらもガンポッドを斉射。敵の攻撃を回避しながらこちらの攻撃のみは命中するといった風に戦場をコントロールしつつ、何とかこちらの弾丸を回避したバジュラを連装ビーム砲で撃ち抜いていく。
 そして敵の数が5匹に減った頃、俺達と戦っても勝ち目は無いと判断したのか、あるいは他のバジュラと合流しようというのか、俺達の前から撤退していった。
 追撃を掛ける事も出来たが、今の俺達の最優先事項はフロンティア船団の護衛だ。そうなればまず大事なのは、敵の殲滅ではなく新統合軍の防衛線を抜け出てきたバジュラを始末する事か、この付近で危機に陥っている新統合軍の機体を救助して少しでもこちらの戦力を減らさずに敵を迎撃する事だろう。

「ルカ、この付近で危険な小隊はいるか?」
『はい、アクエリアス小隊が既に残り2機まで減っています。他にも幾つかピンチの小隊がありますが、ここが一番危険度が高いかと』

 まるで俺の質問を理解していたかのように言葉を返してくるルカ。この辺はさすが電子戦型の機体ってだけはあるな。
 にしてもアクエリアス小隊? 確か俺が以前模擬戦で戦った小隊だったと思うが……

『とにかく、そっちが危険なら手を出しておいた方がいいだろうな。PMCとしては雇い主の機嫌を取っておくのも大事だろうし』

 ミハエルのその言葉に俺も異論は無いので、そのまま3機揃ってアクエリアス小隊が戦闘を繰り広げられている場所へと向かって行く。
 すると30秒もしないうちにアクエリアス小隊のマーカーを出しているVF-171が……あ、1機バジュラに撃破された。

『こちらS.M.Sスカル小隊、アクエリアス小隊聞こえていますか? ここは僕達が引き受けますので、一旦後退して戦力の再編をして下さい』

 電子戦機を使っているルカからのフォールド通信が聞こえ、次の瞬間には残った1機のVF-171からの通信が聞こえて来る。

『た、助かる! 悪いがここは任せた!』

 全ての僚機が撃破され、自分だけになったのが余程に恐ろしかったのだろう。それだけを告げるとさっさと後方へと戻って行く。

『おいおい、幾ら何でもあっさりと後退しすぎじゃないか?』
「無理も無い。新統合軍のVFパイロットは基本的には腕利きがいないしな。VF-171は確かに初心者用の機体かもしれないが、性能は悪く無い。それでもパイロットの技量次第では……っと!」

 呆れたようなミハエルの呟きに返事をしていると、先程のアクエリアス小隊と戦っていたバ
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