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ティガレックスとキリンの狩猟 2
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レックスがバックステップをして腕には脈々と流れる血に燃えるような眼があった。怒り状態に入ったようだ

キ「うおぉぉぉぉ!!」
レ「ちょ……キリト!?」

キリトは隙ができたと勘違いしたのか、ためらいもなく突撃する。まずい!そのまま行ったら──



テ「ゴアァァァァァ───────!!!!!!」
キ「ぐあっ……!?」


耳をつんざくようなバインドボイスが大気を震わせ、キリトの体が吹っ飛ばされる。追撃をさせないため、閃光玉を投げ、視界を眩ませる

レ「キリト!!閃光が効いているうちに下がって回復していなさい!」
キ「……この野郎!」
ア「キリト君!?ダメだよ!一回下がらないと!!」
モ「おい!聞こえてんのか!?」

私達の言葉が届いてないのかキリトは我を忘れたかのようにティガレックスに攻撃を与えていく。そして、視界を取り戻したティガレックスはキリトを力任せに押さえつける。もし、轟竜(ティガレックス)に言葉があるなら、きっと……こういうだろう


────食事の時間だ


ティガレックスは捕食行動になり、キリトを貪る。これではキリトが死んでしまう。私はこやし玉を投げ、拘束されているキリトを助ける。次に追跡するためのペイントボールを投げ、ティガレックスは飛び上がりエリアチェンジする。キリトが生きているか確認するとHPはレッドゾーンになっていた。あの時、もう少し食われていたら、死んでいたかもしれない

ア「………ほら、早く秘薬飲んで」
キ「……ああ、すまない」

アスナに差し出された秘薬を一気飲みし、HPが満タンになる。今の狩猟ではキリトが仇をとるどころか、逆にキリトが死んでしまう可能性が高い。そうさせないためにも私の中では一つ提案が浮かんでいる

レ「キリト。あなたは私の指示通りに攻撃しなさい。仲間の仇をとりたいならね」
キ「……いや、大丈夫だ。さっきので攻撃も分かったし」
レ「分かってないわ。あんな無茶な行動みたら見るに耐えないわ。もう一度言うからよく聞きなさい。キリトは私の指示通りに攻撃しなさい。もし、できなければ………私はこの狩猟をやめます」

確かにキリトは強い。でも、この狩猟で鍵を握るのはヴァンターの私とモーランだけ。ティガレックスに関する情報がないキリトにとってはほぼ負けるに等しい

モ「レイア……お前マジで言ってるのか?」
レ「大マジよ。勝手な行動をしたらすぐにやめるわ」

キリトは「ああ、分かった」こくりと頷き、私達はティガレックスのいるエリア6に向かった
















雪山・エリア8


ア「レイア!麻痺状態になったよ!!」
レ「爆弾をセットしてちょうだい!起爆は私がやるわ!」

アスナの麻痺武器で
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