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D.C.V〜ダ・カーポV〜過去の人がやってきた??〜
純一「桜が咲いてるな」音夢「兄さん、これって?」義之「何か違和感あるな」音姫「弟君、ホック閉める」
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純一side
目の前に広がるのは俺―朝倉純一が通ってる風見学園の校舎へと続く桜並木を横道にそれ進んで行くところにある桜の根本でことりと初めて会った桜の木の下であり魔法の桜の木でもある。
「あれ、お兄ちゃん?」
この声はさくらか、ということはここは現実か?
「ふにゃ?この子誰だろ?」
さくらが変な声を上げた。
「どうしたさくら?」
体を起こしさくらの居る方に顔を向けるとよく見知ったというか馴染みのある顔が寝ていた。
「ね、音夢?音夢が何でここに・・・」
それによく見たら音夢に似てるけど髪の色とか髪型とか微妙に違う。
「ぐぉっ!?」
「お、お兄ちゃん!?」
もっと近くで見ようとしたら何か硬い物が顔面に直撃して俺はその場に後ろからぶっ倒れた。
「な、何だ一体・・・辞書?」
よく見るとそれは家にある辞書でよく俺が投げつけられていた物だ。とすると投げた奴は十中八九・・・
「何をしようとしているんですか、に・い・さん?」
「ね、音夢、違うんだこれは・・・」
俺の義理の妹である朝倉音夢に他ならない。
「兄さんの不潔ー!」
「だから違うんだ!俺はただ誰かなのか確認しようとしただけでだな」
「鼻の下伸ばしてたじゃないですか」
「むー」
俺が言い訳をしたが音夢がジト目で睨むのと一緒にさくらが頬を膨らましてこちらを睨む。
「朝倉、いつも通り、朝からお盛んだな」
「杉並・・・言葉が適切じゃないぞ」
「前にも言っただろう。俺は本質を見て物を言うんだよ」
「ん・・うるさいなあ」
そう言って音夢(?)が目を覚ましてこちらを見た。
「あの・・・どちら様ですか?」
「君こそ誰なんだ?」
「や、そこはそちらが自己紹介するものですよね?」
「それもそうだな、俺は朝倉純一。そこで頬を膨らましてるのは従兄妹の芳乃さくらと義妹の朝倉音夢だ」
「えっ?・・・」
俺の自己紹介に女の子は目を見開いたけど、どうしたんだ?
「あっ、すいません。私朝倉由夢です」
『朝倉!?』
何?俺達以外に朝倉姓の人間いたのか?
「どうしたの由夢ちゃん、大きな声あげてってさくらさん?」
俺らの声に起きたのか、長い髪をピンク色のリボンで後ろで結んび本校の生徒(?)の制服を着た女子がこちらを見て驚き、さくらの名を呼ぶ。
「あれ?僕の事知ってるの?」
「兄さん起きて下さい」
由夢の姉がこちらに歩いて来てさくらに驚いている間に由夢は自分の近くで寝ている男の子の肩を揺すって起こしている。
「う、う、うん・・・ふぁあ〜」
そう言ってその少年は目を覚ましこちらを見る。
「あれ、さくらさんどうしたんですかその格好?」
確かに何故かさくらの格好は付属の制服なのだ。
「にゃはは、なんか懐かしくなっ
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