第三話
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次の日僕は憂うつな気分で朝を迎えた。
昨日のことを思い出すと、ね.....。
そういえば、リアスちゃんがなにか説明するって言ってたね。
さて、学校に行くとするよ。
「よぉ、イッセーどうしたんだ。浮かない顔して」
松田ちゃんか.......
「『そりぁ、悲しくもなるよ』『あんなことがあったんだし』」
「だからどうしたんだよイッセー」
おかしい.....二人はまだ僕が彼女に殺されかけたことを知らない。
だったらいつものように悪態を着いて来るはずなのに.....
ちょっとカマをかけてみるか、
「『ねぇ、ねぇ、二人とも』『天野夕間って子知ってる?』」
「ん?誰だ?お前の知り合いか?」
とぼけてるようには見えない。
二人が夕間ちゃんの存在を忘れてる。
まぁ、でもその方がいいのかもね。
「『いや、なんでもないよ』『さぁ、行こうか』」
放課後。
「兵藤一誠君はいるかな?」
放課後に僕の教室に来たのは学校一のイケメン木場祐斗だっけ
ちなみに、クラスは違うけど同学年だよ。
「『なに?』」
「リアス・グレモリーの使いって言えばわかるかな?」
「『なるほど』『で、僕はどうすればいいの?』」
「僕についてきて」
「『わかったよ』」
イヤーーー!
女子からの悲鳴が.......
「そ、そんな木場君と兵藤が一緒に歩くなんて!」
「汚れてしまうわ、木場君!」
「木場君と×兵藤なんてカップリング許せない!」
「ううん、もしかしたら兵藤×木場君かも!」
などどわけのわからないことを言っているね。
僕たちが向かった先は、旧校舎だった。
そういえばオカルト研究部の部室に来てって言ってたね。
ここがそうなのかな?
「ここに部長がいるんだ」
そして、木場ちゃんがある教室の前で立ち止まる。
そこに掛けられていたプレートには
『オカルト研究部』
オカルト研究部.......ねぇ。
「部長連れて来ました」
「ええ、入って頂戴」
先輩の声が聞こえた。
僕たちが中に入ると教室には、魔方陣とか変な文字とかが至る所にあった。
すごい部屋だね........
ん?ソファに誰か座ってる。
あの子は確か一年生の塔城子猫ちゃんだ。
小柄だし。マスコット的存在なんだよね。
黙々と羊羹を食べてる。
なんか眠たそうな表情だね。
「こちら兵藤一誠君」
木場ちゃんが紹介してくれた。
子猫ちゃんがぺこりと頭を下げてくれた。
「『やぁ』」
また、黙々と羊羹を食べ始めた。
あんまり喋らないんだね。
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