暁 〜小説投稿サイト〜
家長カナの奇妙な冒険
真夜中の旧校舎
[2/3]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
だよ。」

「よろしくね。」

『よろしくお願いします!』

「では、行こう!真夜中の旧校舎へ!」

こうして、清継達は真夜中の旧校舎へと歩を進めた。

「なんか、出そうだな。」

「事務所にも度々、この旧校舎の件で相談しに来るお客さんもいるよ。」

「「や、やっぱり〜〜…。」」

(……本当に出そうね。ものすごい気配を感じる。万が一となったら、私と耕太さんで皆を守らなくちゃね。)

カナはそう決意を固くしたが、いっこうに現れなかった。

(……あれ?おかしい……。気配は感じるけどなぁ〜。)

「カナちゃん。」ボソッ

「耕太さん…?」ボソッ

「さっきから様子が変だね。」ボソッ

「そう…ですね。」ボソッ

「万が一、本当に出たら、カナちゃんは皆を連れて逃げて。」ボソッ

「分かりました。」ボソッ

耕太とカナは、皆に聞かれないように話していた。

『ぎゃあぁぁぁ〜!!』

「「!?」」

悲鳴を聞き、駆けつける。すると、2人の視線の先には、おびただしい数の妖怪がいた。

「耕太さん。」ボソッ

「仕方ない。カナちゃん、手伝って。」ボソッ

「はい。」ボソッ

「よし…皆、ここは僕とカナちゃんに任せて、ここから逃げるんだ!」

「で、でも、カナは……?」

「私なら大丈夫だから!」

「さぁ、早く!」

『は、はいぃ〜〜!!』

耕太の指示に従い、リクオを先頭にその場を走り去った。

「行くよ、カナちゃん!」

「はい!……『星の白金(スタープラチナ)』!」

「『世界(ザ・ワールド)』!」

2人は各々、スタンドを出した。

[オラオラオラオラオラ〜!]

[ムダムダムダムダムダ〜!]

それぞれ、超高速のラッシュを繰り出した。

妖怪達は、ラッシュの餌食になり、跡形もなく消えた。










「「カナ!?」」

「家長くん!無事だったかぃ!?」

清継達は、旧校舎から出てきたカナ達に駆けよる。

「んもうぅ〜!皆揃って、心配性なんだから!私なら、ほらこの通り♪」

「でも、本当に無事で良かったよ……。」

「さぁ皆、もう家に帰ろう。親御さん達も心配しているから。」

『はい!』









カナはリクオと、耕太は清継達と帰る事になった。

「カナちゃん、妖怪…怖くなかった?」

「全然。むしろ、見慣れすぎて、困っているかな。」

「そう…なんだ。でも、本当に怪我がなくて、良かった……。そうだ、カナちゃん。うちに寄って行こう。もう暗いし、カナちゃんをこのまま帰すと、父さんがうる
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ