真夜中の旧校舎
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だよ。」
「よろしくね。」
『よろしくお願いします!』
「では、行こう!真夜中の旧校舎へ!」
こうして、清継達は真夜中の旧校舎へと歩を進めた。
「なんか、出そうだな。」
「事務所にも度々、この旧校舎の件で相談しに来るお客さんもいるよ。」
「「や、やっぱり〜〜…。」」
(……本当に出そうね。ものすごい気配を感じる。万が一となったら、私と耕太さんで皆を守らなくちゃね。)
カナはそう決意を固くしたが、いっこうに現れなかった。
(……あれ?おかしい……。気配は感じるけどなぁ〜。)
「カナちゃん。」ボソッ
「耕太さん…?」ボソッ
「さっきから様子が変だね。」ボソッ
「そう…ですね。」ボソッ
「万が一、本当に出たら、カナちゃんは皆を連れて逃げて。」ボソッ
「分かりました。」ボソッ
耕太とカナは、皆に聞かれないように話していた。
『ぎゃあぁぁぁ〜!!』
「「!?」」
悲鳴を聞き、駆けつける。すると、2人の視線の先には、おびただしい数の妖怪がいた。
「耕太さん。」ボソッ
「仕方ない。カナちゃん、手伝って。」ボソッ
「はい。」ボソッ
「よし…皆、ここは僕とカナちゃんに任せて、ここから逃げるんだ!」
「で、でも、カナは……?」
「私なら大丈夫だから!」
「さぁ、早く!」
『は、はいぃ〜〜!!』
耕太の指示に従い、リクオを先頭にその場を走り去った。
「行くよ、カナちゃん!」
「はい!……『星の白金』!」
「『世界』!」
2人は各々、スタンドを出した。
[オラオラオラオラオラ〜!]
[ムダムダムダムダムダ〜!]
それぞれ、超高速のラッシュを繰り出した。
妖怪達は、ラッシュの餌食になり、跡形もなく消えた。
↓
↓
↓
↓
↓
「「カナ!?」」
「家長くん!無事だったかぃ!?」
清継達は、旧校舎から出てきたカナ達に駆けよる。
「んもうぅ〜!皆揃って、心配性なんだから!私なら、ほらこの通り♪」
「でも、本当に無事で良かったよ……。」
「さぁ皆、もう家に帰ろう。親御さん達も心配しているから。」
『はい!』
↓
↓
↓
↓
↓
カナはリクオと、耕太は清継達と帰る事になった。
「カナちゃん、妖怪…怖くなかった?」
「全然。むしろ、見慣れすぎて、困っているかな。」
「そう…なんだ。でも、本当に怪我がなくて、良かった……。そうだ、カナちゃん。うちに寄って行こう。もう暗いし、カナちゃんをこのまま帰すと、父さんがうる
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